学校の入学式や卒業式で印象に残っているのが、式の主役である子供達の後ろで親たちはしゃべったりスマホをいじったり寝たりしていることです。決してほめられた姿ではないですよね。
特に気になるのが小学校の授業参観。先生が授業をしたり子供達が発表をしたりしているその横で親達がガヤガヤ話をしているのです。子供を見にきたのやら話をしにきたのやら。これでは、先生や子供達の声が聞こえません。
子供は親に似ます。子供は親の姿を見ています。このように、親が話を聞いていない姿を見せていると子供も同じようになってしまいます。実際、話を聞ける子の親はよく話を聞いているし、話を聞けない子の親はどこか落ち着きがなく話が届いていないように思われます。
ある習い事関係に勤める知人から聞いた話ですが、子供がなかなか伸びないので親がクレームをつけるケースが多いとのこと。そのような子供にかぎってジッとできずにあちこち走り回ったりコーチの指示を守れなかったり、行動に問題があるそうです。親にその話もするのですがそれには耳を貸さず「金払ってるんだから何とかしてくれ」と言い返してくるとのことです。
このような家庭環境で子供が人の話を聞く習慣がつくどころか、すこやかに成長できるでしょうか?まずは人の話を謙虚に受けとめ、金で何事も解決しようとするのではなく心意気で乗り越えようとする人間になりたいものです。