「お祝いといっても、孫が小学校に入学するのはまだ先のこと」と安心してはいませんか?お祝いごとは学校関連だけでなく、七五三なども存在します。
では、七五三にはどのくらいのお金がかかるものなのでしょうか。親戚付き合いが濃く、お祝い金の出費が多い地方に住むAさんに、孫の七五三にかかった費用を聞いてみました。
「先日、孫の七五三がありました。都会に住む娘が『衣装代や内祝いなどでお金がかかる』と言っていたので、50,000円を渡すことに。正直痛い出費でしたが、『少しでも足しになるなら…』と奮発したんです。
ところが、後で聞いたら『衣装はスタジオ撮影のプランで無料レンタルでき、70,000円ほどの出費で済んだ』とのこと。しかも、向こうの両親からも同額のお祝いをいただいたそうです。
娘は共働きだし、生活はそこそこ余裕がある様子。孫の成長を祝うためのお金であることは理解していますが、『そんなに渡さなくてもよかったかな…』とモヤモヤしてしまいました」
老後資金が足りないという事態は防ごう
「お祝いやおこづかいをあげたい」という気持ちはあるものの、「経済的な負担が辛い…」「頻繁に会うのはちょっと…」と頭を抱えている祖父母世代も多いようです。その本音をうかがいました。
・「帰省してくれるのが嬉しいが、そのたびに孫のおもちゃ代がかかります」
・「こちらが食事代を出さないといけないので、帰省期間は正直厳しいですね」
・「金銭面だけでなく、孫の遊び相手をする体力面もつらい。できれば、頻繁に来るのは控えてほしいです」
このような不満を抱えつつも、無理をして孫出費に耐える人も少なくないようです。とはいえ、祖父母世代は老後資金も考えておかなければなりません。「気が付けば自分たちの老後の生活費に手を出していた」と後悔しないためにも、確保しておかなければならない老後資金を把握しておきましょう。
老後の主な収入となる年金は、日本年金機構が行っているインターネットサービス「ねんきんネット」や、毎年郵送される「ねんきん定期便」で年金見込額を知ることができます。また、会社員の人は退職金がどのくらいなのかを確認しておきましょう。
それぞれの見込み金額が分かったら、老後までに貯めるべき金額が掴めてきます。想像より年金や退職金が少ない可能性も視野に入れ、多めに用意しておくと安心ですよ。
まとめ
「このままだと老後の生活資金が足りなくなるかも…」とハラハラしながら孫と接することのないよう、必要となる老後資金はしっかりと確保しておきましょう。お年玉や七五三など、大きな出費には計画的に備えておくのも大切ですよ。
LIMO編集部