3. 9月末が権利確定、株主優待は自社製品の詰め合わせ
キーコーヒーの株主優待は、毎年3月末日と9月末日現在で100株以上を保有する株主を対象に、自社製品の詰め合わせを贈呈する制度です。
実施は年2回で、3月末基準分は5月下旬頃、9月末基準分は11月下旬頃に発送されます。
保有株数別の内容は次の通りです。
3.1 保有株数と優待内容の詳細
- 100株以上200株未満:1,000円相当の詰め合わせ(ドリップ オン®京都イノダコーヒ オリジナルブレンド、KEY DOORS+ JET BREWオリジナルテイストなど)
- 200株以上300株未満:2,000円相当の詰め合わせ
- 300株以上1,000株未満:3,000円相当の詰め合わせ
- 1,000株以上:5,000円相当の詰め合わせ
コーヒー豆が値上がりしているなか、100株(最低投資単位)からもらえる点は、コーヒー党にとってうれしいポイントですね。
3.2 権利付き最終日は9月28日、権利落ちは29日
株主優待を受け取るには、基準日(9月30日)時点で株主名簿に記載されている必要があります。
国内株式の決済ルール「T+2」(約定日から2営業日後に受け渡しが完了する)で逆算すると、実際に株を買っておくべき期限にあたる「権利付き最終日」は28日、その翌営業日にあたる「権利落ち日」は29日となります。
4. キーコーヒー<2594>の9月16日株価
同社の16日株価終値は2,004円(前日比:▲3円、▲0.15%)でした。
これをベースにしたバリュエーションは、PER(会社予想、連結)が57.24倍、PBR(実績、連結)が1.33倍 配当利回り(会社予想)は0.60%です。
終値2,004円は、8月28日につけた年初来高値(2,060円)から3%弱低い水準です。
4.1 優待+配当の総合利回りを試算すると
優待狙いで新規に投資する場合、コスパ(投資額に対する還元の厚さ)も気になるところです。
16日終値の2,004円で計算すると、最低単元の100株(投資額は20万400円)を保有した場合、もらえるのは1,000円相当の優待品と、1株12円×100株=1,200円の年間配当の合計2,200円、総合利回りは約1.1%(配当利回り単体では0.60%)となります。
5. 記者コメント
コーヒー生豆相場の高騰と円安が続くなか、キーコーヒーは価格改定と高付加価値商品の拡販によって、コーヒー関連事業の営業利益率を1.96%から3.51%まで引き上げました。
原材料高そのものを避けられない食品業界において、値上げをどう浸透させ、収益性の改善につなげるかという点で参考になる動きです。
9月30日の権利確定に向けて優待狙いで投資を検討する場合は、決算の伸び自体は好調でも、通期予想は増収減益の計画にとどまっている点、足元の優待・配当の総合利回りが1%程度という点もあわせて確認しておくとよいでしょう。
【免責事項】
- 本記事は一般的な情報提供のみを目的としており、特定の株式の購入や売却について助言や推奨するものではありません。本記事上の情報に起因、また関連して生じた損害や損失に関しては一切の責任を負いません。投資判断は最新の決算資料や市場動向などをご自身でご確認の上、自己責任で行ってください。
- 株主優待の内容や条件などは変更される可能性があるため、必ず公式サイトでご確認ください。
参考資料
- キーコーヒー株式会社「2027年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」(2026年7月31日発表)
- キーコーヒー株式会社 有価証券報告書(2026年3月期)
- キーコーヒー株式会社「2026年3月期 決算説明と事業活動のご報告」(2026年5月28日発表)
- キーコーヒー株式会社「株主優待」
高原 祥子