3. 認定が出たあとに効いてくること
区分が決まると、使えるサービスの枠が決まります。そのうえで、料金の中身にも確かめるところがあります。
3.1 送迎は入るが入浴介助は別
LIMOの記事「デイサービスとは?仕組みと料金の基本を、区分支給限度基準額という月額上限の仕組みまで含めて自治体の公表情報にもとづき編集部が解説」から引用します。
多くのデイサービス事業所では、自宅から施設までの送迎が基本サービス費に含まれています。送迎の範囲は事業所ごとに定められたエリア内に限られることが多く、対応エリア外に住んでいる場合は、送迎を利用できない、または別途費用が発生することがあります。
一方で、入浴介助については基本サービス費には含まれておらず、利用した場合は「入浴介助加算」という形で別途費用(自己負担)が加算される仕組みになっています。特別な入浴設備(機械浴等)を利用する場合や、通常より手厚い介助が必要な場合には、加算の金額がさらに変わることもあります。
出所:LIMO「デイサービスとは?仕組みと料金の基本を、区分支給限度基準額という月額上限の仕組みまで含めて解説」
送迎は入っていて、入浴介助は加算。同じサービスの中でも扱いが分かれています。パンフレットの基本料金だけでは、実際にかかる額は見えません。
3.2 実費は要介護度に関係なくかかる
食費、おむつ代、レクリエーション材料費といった実費は介護保険の対象外で、要介護度にかかわらず全額自己負担です。事業所によって金額の設定が異なります。
認定で決まる枠と、枠の外にある実費。この2つを分けて数えることになります。
4. 申請する前に知っておくこと
まず、要介護度は病気の重さではなく手間の量で決まります。診断名だけで予想しても当たりません。
次に、認定結果が出るまで原則30日程度かかります。急に必要になった場合は、その時間を織り込んで動くことになります。
そして、認定調査では日ごろの状態を正確に伝えることが要点です。基準時間は調査結果から推計されます。
5. まとめにかえて
要介護度は要介護認定等基準時間で区分され、要支援1が25分以上32分未満、要介護5が110分以上です。要支援2と要介護1は同じ32分以上50分未満の帯にいて、状態の維持・改善可能性で振り分けられます。
この基準時間は1分間タイムスタディという特別な方法による時間で、実際に家庭で行われる介護時間とは異なります。3500人のデータをもとに推計する仕組みです。
認定が出たあとは、サービスの料金に何が含まれるかを見ます。デイサービスなら送迎は基本サービス費に含まれ、入浴介助は加算です。食費やおむつ代は要介護度に関係なく全額自己負担になります。
参考資料
- 厚生労働省「要介護認定はどのように行われるか」
- 厚生労働省「要介護認定」
- LIMO「デイサービスとは?仕組みと料金の基本を、区分支給限度基準額という月額上限の仕組みまで含めて自治体の公表情報にもとづき編集部が解説」
LIMO編集部社会保障解説班