ママ友との会話では、子育ての情報を交換したり、育児の愚痴を共有したりと多くのメリットが得られます。ママ自身のリフレッシュになるだけでなく、子ども同士が仲良くなるきっかけにもなるでしょう。
しかし、ママ友関係に頭を悩ませている人が多いのも事実。ちょっとした出来事により、ストレスやトラブルを招いてしまうケースも少なくありません。ママたちの辛い実体験をもとに、気を付けておくべき注意点を見ていきましょう。
ママ友との距離感に注意
「初めての育児ということもあり、ママ友ができたことが嬉しくてたまらなかった私。『また今度遊びましょう』『いつでもうちに遊びに来てね』という言葉を聞いて、『いつ遊ぶのかな?手土産はどうしよう』なんてワクワクしていました。ところが、いつまで経っても日時を決める流れにならず、結局うやむやに…。後から社交辞令だったことに気づき、へこんでしまいました」
「公園で出会ったママと少し立ち話をしただけで、『連絡先を教えて』と言われたことがあります。仕方なく教えたら、それから毎日のようにメッセージが…。『またね』と打ち切っても、翌朝には『おはよう!今日ランチに行かない?』と誘ってくる始末。さすがにちょっとうんざりです」
両者のイメージしている距離感が異なると、このような事態に陥る可能性があります。「仲がいいと思っていたのに」「ちょっと話しただけなのに」とモヤモヤしないためにも、相手の本心を探りつつ様子を見るのもいいでしょう。
たとえば、「ぜひ遊びたいです!いつなら空いていますか?」と都合を聞いて、ごまかされるようなら社交辞令だと捉えて受け流す。初対面なのにこちらの情報をあれこれ聞くようなら、「今日はたまたま休みだけど、普段は毎日仕事で…」と忙しいアピールをしておくなど。相手の距離感と合わないと感じたら、さっと身を引く準備をするのも大切ですよ。
育児を語る厄介なママ友も
「会うたびに『布おむつの素晴らしさ』を語ってくるママがいます。『うちは布おむつだからトイレトレーニングがすぐ終わった』『赤ちゃんにとっては布おむつが自然』と、聞いてもいないのに熱弁…。それだけならまだしも、『まだおむつが取れないの?やっぱり紙おむつはダメね』と否定してくることに腹が立ちます。正直、人の育児に口出ししないでほしい」
「レトルト食品や加工品を否定しているママ友は、いつもお弁当と果物を持参しています。子ども達がスナック菓子を食べていても、自分の子にはバナナやみかんを差し出す彼女。挙句の果てには、レトルトの離乳食を下の子に食べさせていたママに向かって『作ってあげないの?かわいそう…』と告げていました。場の空気が一気に凍り、他のママが必死にフォローしていましたよ」
子育ての考え方は、ママや家庭によってさまざま。それにもかかわらず、自分流の子育てを押し付けてくるような厄介なママ友とは、距離を置くチャンスをうかがいましょう。連絡の頻度を少しずつ控える、当たり障りのない会話だけで済ませる日を増やすなど、自然に離れていけばストレスを減らせますよ。