就職活動をしている人にとって面接は大きなハードルです。それだけに緊張をする場でもあります。完璧に準備をしていったはずなのに不採用になってしまって落ち込んだ人もいるでしょう。
素晴らしいトークを披露したはずなのに不採用となる人がいる一方で、面接室に入った瞬間に内定確定!となる人がいるのはどうしてなのでしょうか。ここでは面接の時のチェックポイントについてご紹介します。
面接官が見ているポイントとは
面接官が面接の時に知りたいのは「この企業で一緒に働きたい人かどうか」です。企業で一緒に働く姿がイメージできる人は採用されやすいでしょう。ここでは面接官が「この人と働きたい」と感じるチェックポイントについていくつかご紹介します。
初対面での印象
面接室に入った瞬間、「内定確定」となる人がいます。その人は初対面の印象が良い人です。部屋に入った瞬間でその人の第一印象が決まりますので、好印象を持ってもらうことはとても大切なことです。例えば、室内に入る前から笑顔を心がけ、明るいトーンで話しを切り出すように意識できます。また、個性が目立つ服装をしない点でも注意できるでしょう。
コミュニケーション能力
企業で働く場合、社内や取引先でのコミュニケーション能力を発揮する機会が多くなります。そのため、コミュニケーション能力があるかないかを見るのも面接の重要なポイントです。例えば、アイコンタクトが取れているかをチェックされることがあります。話すときは相手の目を見て話すことや、相手の話を目を見て聞くことができるのは人のコミュニケーションの基本です。
面接の中は緊張人の方が多いですが、それでもできるだけ相手の目を見たり、相づちを打ったりするなどしてコミュニケーションをとるようにしましょう。面接官とフィーリングを合わせながら話すことも、コミュニケーション能力の1つです。その場の雰囲気に合わせた受け答えができるとよいでしょう。
また質問の意味がわからない場合、素直に聞くこともたいせつです。その場合、相手のせいにせず、謙虚な気持ちで質問をすることが大切です。「緊張して聞き取れなかった部分がありました。〇〇という意味でよろしいでしょうか」「勘違いしていたらすみません。〇〇という意味でよろしいでしょうか」などと付け足し、最後に「ありがとうございます」という態度も忘れないようにしましょう。
行動特性
面接官は、就職志望者の行動特性を知るために「学生時代に一番頑張ったこと」や「今までに培ってきたスキル」について質問することがあります。これは就職志望者の行動特性を知り、「自分たちの企業ではどのような活躍をしてくれるか」を把握するためです。
それで、自分の経験を話す時、その経験を通して何を学んだのかを一緒に伝えると良いでしょう。また相手がよりイメージして話が聞けるように固有名詞や具体的な数字を使って話すこともできるでしょう。
仕事に対する熱意
企業に対する質問や、入社後に何をしたいのかといった内容を具体的に用意しておくことも大切です。特に企業に対する質問が全くない場合、「本当にこの企業で働く気があるのか」と誤解される可能性もあります。
また、質問や入社後の希望といった話の中で面接官は、面接志望者がこの会社のニーズにマッチしているかを知ることもできます。ミスマッチの人を採用した場合、企業側にとっても採用者側にとっても不幸な事態になりますで、大切なポイントです。