2. 分布のかたちをあらためて確認する

両端だけでなく、全体の山がどこにあるのかも押さえておきましょう。LIMOの記事「【2026年最新・年金早見表】厚生年金・国民年金はいくらもらえる?平均受給額一覧と手取りのリアル!社会保険料・税金が引かれる「天引き」まで徹底解説」から要点を引用します。

  • 〈全体〉平均年金月額:15万289円
  • 〈男性〉平均年金月額:16万9967円
  • 〈女性〉平均年金月額:11万1413円
  • ※国民年金の金額を含みます。

厚生年金受給額の分布(1万円ごと)

  • ~1万円:4万3399人
  • 1万円以上~2万円未満:1万4137人
  • 2万円以上~3万円未満:3万5397人
  • 3万円以上~4万円未満:6万8210人
  • 4万円以上~5万円未満:7万6692人
  • 5万円以上~6万円未満:10万8447人
  • 6万円以上~7万円未満:31万5106人
  • 7万円以上~8万円未満:57万8950人
  • 8万円以上~9万円未満:80万2179人
  • 9万円以上~10万円未満:101万1457人
  • 10万円以上~11万円未満:111万2828人
  • 11万円以上~12万円未満:107万1485人
  • 12万円以上~13万円未満:97万9155人
  • 13万円以上~14万円未満:92万3506人
  • 14万円以上~15万円未満:92万9264人
  • 15万円以上~16万円未満:96万5035人
  • 16万円以上~17万円未満:100万1322人
  • 17万円以上~18万円未満:103万1951人
  • 18万円以上~19万円未満:102万6888人
  • 19万円以上~20万円未満:96万2615人
  • 20万円以上~21万円未満:85万3591人
  • 21万円以上~22万円未満:70万4633人
  • 22万円以上~23万円未満:52万3958人
  • 23万円以上~24万円未満:35万4人
  • 24万円以上~25万円未満:23万211人
  • 25万円以上~26万円未満:15万796人
  • 26万円以上~27万円未満:9万4667人
  • 27万円以上~28万円未満:5万5083人
  • 28万円以上~29万円未満:3万289人
  • 29万円以上~30万円未満:1万5158人
  • 30万円以上~:1万9283人

出所:LIMO「【2026年最新・年金早見表】厚生年金・国民年金はいくらもらえる?平均受給額一覧と手取りのリアル!社会保険料・税金が引かれる「天引き」まで徹底解説」

最も人数が多いのは10万円台の前半です。平均の15万289円より下に山があることが、平均と実感がずれる理由でもあります。

3. 低い側に入りそうなときにできること

加入期間が短いことが分かっている場合、これから増やせる余地があります。60歳以降も厚生年金に加入して働けば、その分は2階部分に反映されます。

1階の国民年金についても、納付月数が480月に満たなければ、60歳以降の任意加入で満額に近づけられます。まず1階を埋め、そのうえで2階を厚くするという順番が基本です。

受け取り始める時期を遅らせる繰下げ受給も選択肢になります。ただし繰り下げているあいだの生活費を用意できることが前提です。

4. まとめにかえて

厚生年金では月10万円未満が19%、月20万円以上が18.8%で、低い側のほうがわずかに多くなっています。9万円台が101万1457人と、低い側のなかでは最も厚い層です。

加入が1か月でもあれば受給権は生まれる一方、高い側は報酬の上限に頭を抑えられます。この非対称が、両端の厚みをそろえています。

平均の15万289円に届いているのは49.8%です。平均ではなく、自分の見込み額を確かめるところから始めましょう。

参考資料

LIMO編集部社会保障解説班