3. 1単元はいくらくらいなのか

100株単位と言われても、実際にいくら必要なのかは銘柄によって違います。LIMOの記事「株式投資の始め方、実は10万円未満でも可能?東証データが示す「必要資金」の実態とNISA・特定口座で変わる手取り、証券会社破綻時の資産の行方まで解説」から、市場区分別の数字を引用します。

中央値

  • 東証全体:15万7650円
  • プライム:24万6750円
  • スタンダード:11万8500円
  • グロース:8万8050円

出所:LIMO「株式投資の始め方、実は10万円未満でも可能?東証データが示す「必要資金」の実態とNISA・特定口座で変わる手取り、証券会社破綻時の資産の行方まで解説」

もとになっているのは、日本取引所グループが公表している「投資単位の引下げに向けた取組の状況」です。ここでいう投資単位とは、株価に売買単位を掛けた金額、つまり1単元を買うのに必要な金額を指します。株価は日々動くため、実際に必要な資金は確認する時点によって変わります。

市場区分によって倍以上の開きがあります。プライム市場だけを見ていると、必要な資金を実際より高く見積もることになります。

4. 1株から買える仕組みもある

証券会社によっては、1単元に満たない単元未満株を1株から買えるサービスがあります。取引所の売買単位とは別の枠組みです。

ただし単元未満株には制限があります。株主総会での議決権など、一部の株主の権利が認められません。配当を受け取る権利は残ります。

注文の出し方も通常の取引とは異なり、リアルタイムの指値ができない場合があります。使う前に取扱いの条件を確認してください。

5. 最初に確かめておくこと

まず、買いたい銘柄の株価を100倍してみてください。それが1単元に必要なおおよその金額です。

次に、その金額を注文するタイミングを決めます。立会時間の外に出した注文は、次の立会開始時に板寄せ方式でまとめて処理されます。同時に出した注文として扱われるので、夜のうちに出しておいても早い順に有利になるわけではありません。

逆に、後場の終わりぎわを狙う場合は15時25分が区切りです。それ以降に出した注文は、15時30分の板寄せまで成立しません。

成行で出すか指値で出すかは、値段を優先するか成立を優先するかの選択です。慣れないうちは指値から始めるほうが、想定外の値段で約定するリスクを避けられます。

6. まとめにかえて

東証の立会時間は、前場が9時から11時30分、後場が12時30分から15時30分です。注文の受付は前場が8時、後場が12時5分から始まります。

後場のザラバは15時25分で終わり、そこから15時30分まではプレ・クロージングとして注文を受け付けるだけの時間になります。終値は15時30分の板寄せで決まります。

売買単位は100株で、2018年10月1日に統一されました。土日祝日と1月1日から3日、12月31日は休業日です。

注文には成行と指値があり、値段が優先されます。同じ値段ならザラバでは早く出したほうが優先されますが、寄付きと引けは同時に出した注文として扱われます。まずは買いたい銘柄の株価を100倍するところから始めてみてください。

参考資料

株式会社モニクルリサーチ LIMO編集部証券出身者チーム