運動をするだけで商品券などのインセンティブがある制度があります。それが「健康ポイント制度」。国の医療費削減のための策でもありますが、活用している人にとっても大きなメリットがあるのです。
私自身参加をしているので、どんな点がいいのか、具体的に紹介していきます。
健康寿命を意識した「健康ポイント制度」
日々の生活や子どもの教育、それを支えるお金はとても関心があることですが、アラフォーの筆者にとって、それ以上に関心が出てきたことがあります。それが「健康」です。80歳、90歳というように長生きが当たり前になっている現代においては、ただ「生きる」のではなく「健康に生きる」ことが大きな課題になってきました。
自分のことを自分でできる期間を伸ばすことで医療費の削減にもつながるので、健康寿命の延伸は国家戦略にもなっています。その1つとして今、多くの自治体が取り入れているのが「健康ポイント制度」です。
「健康マイレージ」とも呼ばれるこの制度は、ウォーキングなどの運動をして健康づくりをしている人に対してポイントを付与し、そのポイントでサービスを受けられる仕組みです。
サービスの種類は様々ですが、地元で使える商品券がもらえたりするので、これまで意識して運動をしてこなかった人がこれを機に運動を始めるということも多々あります。
参加するためには?
健康ポイント制度を導入している自治体が増えているといっても、すべての自治体で行っているわけではありません。そのため、まずは自分が住んでいる地域で導入されているかを確認する必要があります。私が住んでいる市では、2018年に健康ポイント制度を導入したので、その年に申込ました。
先着順だったので受付に並ぶことになりました。条件は40歳以上の市民であること、説明会に参加ができること、健康状態や体組成の数値や医療費などのデータ提供に協力することです。参加費として1,000円かかりましたが、これは歩数計代です。
ただし、参加できる年齢や申込方法は自治体によって異なるのでチェックをしておきましょう。
情報は自治体のホームページにも掲載されますし、広報誌にも掲載されます。でも、広報誌をあまり見ない世代の人は情報が入ってこない可能性もあるので、定期的に自治体のホームページをチェックしておくと見逃しがなくなると思います。
ちなみに、私の場合は、同じ市に住む母からの情報でした。口コミの方が情報が早いと感じることも少なくありません。