私は現在、健康ポイント制度に参加をして毎日活動量計を持ち歩いていますが、自治体によってやり方は様々です。たとえば栃木県の宇都宮市の場合には、スマートフォン(スマホ)にアプリをダウンロードする方法と、活動記録表を提出して参加する方法があります。
スマホを持っている人ばかりではないので、参加方法が複数用意されていることが多いです。登録ができれば、歩いたり自転車に乗ったりして運動をすることでポイントが付与されます。
他にも健康診断を受けたり体重の記録をつけるなど自己管理でもポイントがもらえたりします。これも自治体によってポイント付与の対象が異なってきます。
ちなみに私が参加している市の場合、1日5,000歩以上歩くと10ポイント、8,000歩以上で20ポイント、特定健診で500ポイント。人間ドックでは1,000ポイントがもらえます。1回の活動でのポイントは少ないのですが、毎日ウォーキングをすれば塵も積もれば山となるで、けっこうな数になってきます。
毎日のウォーキングがやがては商品券に
日々の運動によって付与されたポイントは、1ポイント1円として市区町村内で使える商品券と交換できるケースも多々あります。また、図書カードやバスカード、自治体が所有している施設の利用券にも交換できたりしますし、寄附することも可能です。
ただし、年間で交換できるポイントに上限があったりするので、これも確認が必要です。私の住んでいる市では、1ポイント1円として市内で使える商品券との交換ができます。年間1万ポイントまでなので、1万円分の商品券がもらえるというわけです。
ダイエットのモチベーションにも
歩くことでポイントがもらえて、それがお得なサービスと交換できるとなれば、俄然やるきが出てきます。毎日続けることのメリットは、やはり健康維持、そしてダイエットでしょうか。
ジョギングよりも負担が少ないので誰でもできるウォーキング。私の知り合いに70代の女性がいますが、ウォーキングを始めて体重が10キロ減ったと言っていました。もちろん個人差はありますが、運動習慣を身につけることで身体に変化が起きてくるようです。
これまでの習慣がお金に換わる喜び
私は20代の頃からウォーキングが好きで、ほぼ毎日歩いてきました。でも、歩くことがお金になるという仕組みがなかったので、ただ自分の健康のために歩いていたのです。でも健康に対する考え方の変化によって、自分が好きでしていることがお金に変わるようになりました。
実は私の周りでも何年もウォーキングをしている人がたくさんいますが、こぞって「お得な制度だね」と言っています。
逆に、これまで運動に無頓着だった人でも、自分が歩くことで得をすることがわかれば参加してくるのではないでしょうか。短期間で見れば運動がお得なサービスになりますが、もっと長い目で見れば通院や治療なども減るかもしれません。
そうすれば医療費も減るわけなので、参加して損はないはず。まずは自分が住んでいる自治体で健康ポイント制度を導入しているのか確認をして、参加できるようならぜひスタートしてみてはいかがでしょう。
【参考】
「健康寿命の延伸に向けた 予防・健康インセンティブの強化について」経済産業省
「健康ポイント事業」宇都宮市
川崎 さちえ