秋の風物詩として定着した「月見」が、今年も食品業界をにぎわせています。

マクドナルドなどの外食チェーンだけでなく、コンビニでも月見をテーマにした商品が増えており、2026年はその広がりが目立ちます。

株式会社セブン‐イレブン・ジャパンは2026年9月9日に「お月見メンチカツ(卵黄風ソース入り)」を発表。9月15日から販売を開始します。

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出所:株式会社セブン‐イレブン・ジャパン

出所:株式会社セブン‐イレブン・ジャパン

今回はセブン‐イレブンの商品を紹介するとともに、各社のラインアップを比較しながら、月見商戦がどのように広がっているのかを見ていきます。

1. セブン‐イレブンが「お月見メンチカツ」を9月15日発売

セブン‐イレブンの「お月見メンチカツ(卵黄風ソース入り)」は、牛豚合挽肉を使ったメンチカツの中に、濃厚な卵黄風ソースを入れているのが特徴です。

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出所:株式会社セブン‐イレブン・ジャパン

出所:株式会社セブン‐イレブン・ジャパン

衣を割ると卵黄風ソースがあふれ出す仕立てで、肉のうま味と卵黄風ソースを組み合わせています。

中生地にはしょうゆを加え、ごはんのおかずとしても楽しめる味わいに仕上げたとしています。

価格は167円(税込180.36円)で、全国のセブン‐イレブン店舗で9月15日から順次販売します。

2. セブン‐イレブンはスイーツやバーガーも展開

セブン‐イレブンでは、「お月見メンチカツ」だけでなく、9月1日からお月見をテーマにした商品を順次発売しています。

ラインアップは以下の通りです。

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出所:株式会社セブン‐イレブン・ジャパン

出所:株式会社セブン‐イレブン・ジャパン

  • 「お月見プリンクレープ」270円(税込)
  • 「お月見ロールケーキ」270円(税込)
  • 「月見てりやきバーガー」378円(税込)
  • 「お月見ぜんざい」345.60円(税込)
  • 「大きなお月様大福 カスタードホイップ」300.24円(税込)

9月25日の中秋の名月に向けて、スイーツ、バーガー、惣菜と幅広いカテゴリーで商品を展開しています。

3. 2026年は「月見=バーガー」から広がる

月見商戦を象徴するのが、日本マクドナルド株式会社です。

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出所:日本マクドナルド株式会社

出所:日本マクドナルド株式会社

2026年は「月見バーガー」発売35周年。9月2日から「月見バーガー」「チーズ月見」「月見マフィン」「炙り牛すき焼き風月見」「チーズチーズ倍月見」など、バーガーを中心に全8商品を展開しています。

今年は「炙り牛すき焼き風月見」や、夜マック限定の「チーズチーズ倍月見」を投入。さらに「北海道産バターとあんことおもちの月見パイ」、シャインマスカットを使った「月見マックシェイク」、ナゲット用の「黄金のたまごタルタルソース」までそろえています。

日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社も8月26日から「とろ~り月見」シリーズを展開しています。

2026年は全5商品で、「とろ~り月見フィレバーガー」「とろ~り月見ツイスター」「おもちと濃厚カスタードの月見パイ」に加え、「とろ~り月見和風カツバーガーこぼれタルタル」「とろ~りトリプル月見和風カツバーガーこぼれタルタル」を発売しています。

株式会社モスフードサービスは9月9日から「月見フォカッチャ~黄金チーズソース~」を発売。月に見立てた卵に加え、パルメザンチーズを使った「黄金チーズソース」を組み合わせています。

各社の商品を見ると、卵を使うだけでなく、黄色い具材やソース、丸い形、とろりとした質感などによって「月」を表現していることが分かります。

4. ローソンは19品、「月見仕立てのメンチカツ」も

コンビニでは、株式会社ローソンの展開が目立ちます。

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出所:株式会社ローソン

出所:株式会社ローソン

ローソンは8月31日から2週連続で「月見フェア」を開催し、月見をイメージした商品を計19品展開しています。

「月見カルボナーラポテトサラダ」「旨辛醤油だれの月見油そば」「とろ~り月見つくね丼」「月見カスタードプリンタルト」など、弁当や麺、惣菜、スイーツまで幅広い商品をそろえています。

セブン‐イレブンの商品と比較しやすいのが「月見仕立てのメンチカツ」です。

9月1日発売で、価格は168円(税込)。卵黄ソースを包んだメンチカツで、牛肉と豚肉、玉ねぎを使い、すき焼き風味に仕上げています。

商品仕様は異なりますが、2026年は複数のコンビニがメンチカツにも「月見」を取り入れています。

5. なぜ「月見」は幅広い商品に使われるのか

各社が月見商品を増やす背景には、商品に季節感を加えやすいことがあると考えられます。

春の桜、夏の花火、冬のクリスマスなどと同じく、「月見」は秋を連想しやすいテーマです。

しかも、月見団子のような伝統的な食べ物を再現する必要はありません。

卵を月に見立てる。黄色いソースを満月に見立てる。丸いスイーツを月に見立てる。商品名に「月見」と入れる。

こうしたアレンジによって、既存商品にも秋らしさを加えられます。2026年の商品を見ると、各社がそれぞれの得意なカテゴリーに月見を組み合わせています。

月見商品の多くが期間限定で販売されることも、商戦を盛り上げる要素です。

日常的に購入する食品に「秋限定」「月見限定」という要素を加えることで、普段とは違う商品を試すきっかけになります。

特にコンビニでは、普段の食事や間食として購入できる商品が多いため、イベントのために特別な準備をしなくても季節感を取り入れられます。

一方で、月見商品が増えるほど、単に「卵が入っている」「黄色い」というだけでは差別化が難しくなります。今後は、各社がどのような商品に「月見」を組み合わせるのかが、商戦を見るポイントになりそうです。