日々の生活費や相次ぐ物価高により、老後の年金生活に不安を感じている方は少なくありません。
年金受給中のLIMOメルマガ読者の方からも、切実な声が寄せられています。
「緊急出費が重なった場合、老後資金がどのくらい残るか不安」(60代後半・男性)
年金収入だけでは急な出費をカバーしきれず、「結局は貯蓄を切り崩すしかないのか」と頭を悩ませている様子がうかがえます。
こうした不安や悩みを抱える方に、ぜひ知っておいていただきたいのが「年金生活者支援給付金」という制度です。一定の条件を満たすことで、いつもの基礎年金に“上乗せ”して一生涯お金を受け取れる可能性があるのをご存知でしょうか?
本記事では、この「年金生活者支援給付金」の対象となる条件や給付される金額、そして絶対に見落としてはいけない「請求手続きの方法」について詳しく解説します。知らずに「もらい忘れ」てしまうことを防ぐためにも、ぜひご自身やご家族が対象にならないかチェックしてみてください。
1. 年金生活者支援給付金の支給要件についてチェック
「年金生活者支援給付金」は、基礎年金を受給している人が、年金等の収入や所得の合計額が一定基準以下となる場合に受け取ることができるお金です。
「年金生活者支援給付金」は3種類あります。それぞれ詳細を見ていきましょう。
1.1 【老齢年金生活者支援給付金】支給要件を見る
老齢年金生活者支援給付金の支給対象となるのは、下記の支給要件をすべて満たす方です。
- 65歳以上の老齢基礎年金の受給者
- 同一世帯の全員が市町村民税非課税
- 前年の公的年金等の収入金額(※1)とその他の所得との合計額が昭和31年4月2日以後に生まれの方は80万9000円以下、昭和31年4月1日以前に生まれの方は80万6700円以下(※2)
※1 障害年金・遺族年金等の非課税収入は除く
※2 昭和31年4月2日以後に生まれた方で80万9000円を超え90万9000円以下である方、昭和31年4月1日以前に生まれた方で80万6700円を超え90万6700円以下である方には「補足的老齢年金生活者支援給付金」が支給される
1.2 【障害年金生活者支援給付金】支給要件を見る
障害年金生活者支援給付金の支給対象となるのは、下記の支給要件をすべて満たす方です。
- 障害基礎年金の受給者である
- 前年の所得(※)が479万4000円以下である(扶養親族等の数に応じて増額される)
※ 障害年金等の非課税収入は除く
1.3 【遺族年金生活者支援給付金】支給要件を見る
遺族年金生活者支援給付金の支給対象となるのは、下記の支給要件をすべて満たす方です。
- 遺族基礎年金の受給者である
- 前年の所得(※)が479万4000円以下である(扶養親族等の数に応じて増額される)
※ 遺族年金等の非課税収入は除く