海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がInstagramで注目を集めています。

今回、LIMO編集部がピックアップするのは、レバノンで動物保護活動を行う団体「Animals Lebanon」のInstagramアカウント「@animalslebanon」の投稿。

ベイルート港で起きた爆発事故の後、行方不明になったペットの捜索や負傷した動物の治療にあたっていたスタッフによって、大けがを負った1匹の猫・シンバが保護され、片目を失いながらも新たな人生を歩み始めるまでの様子が紹介されています。

執筆時点で1万8000回再生、約1420件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。

また記事中では、保護猫を迎える際に知っておきたい、猫の飼育費用についても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

LIMO アニマル・ストーリー部
今回ご紹介する投稿は、レバノン・ベイルート港で起きた爆発事故の直後、行方不明になったペットの捜索や負傷した動物たちの治療にあたっていた団体「Animals Lebanon」が、大けがを負った状態で発見した1匹の猫、シンバの物語です。損傷が激しかった片方の目は残念ながら摘出することになりましたが、シンバはその後渡米し、温かい家庭に迎えられました。現在は感情支援動物として、自分を救ってくれた里親のそばで安らぎと支えを与える存在になっています。かつて助けを必要としていた猫が、今度は誰かの心の支えになっている姿に、多くのユーザーが心を打たれています。

1. 【爆発で保護されていた猫】シンバの保護と治療

爆発後、動物の保護活動にあたるAnimals Lebanonのスタッフ1/6

爆発後、動物の保護活動にあたるAnimals Lebanonのスタッフ

出所:@animalslebanon

シンバは、ベイルート港で爆発事故が起きた直後の混乱の中で見つかりました。

Animals Lebanonのチームは、行方不明になったペットの捜索や飼い主との再会のサポート、負傷した動物への緊急治療、さらには倒壊した建物やがれきの下に閉じ込められた動物の救助にあたっていたといいます。

そうした活動の中で発見されたシンバは、片方の目に重い損傷を負い、目が飛び出してしまうほどの状態だったとされ、残念ながらその目は摘出せざるを得ませんでした。

2. 【回復した現在】シンバは渡米し、感情支援動物として活躍

渡米し、里親に迎えられたシンバ2/6

渡米し、里親に迎えられたシンバ

出所:@animalslebanon

保護され治療を受けたのち、シンバはアメリカへ渡り、温かい家庭に迎えられました。

投稿では、そんなシンバが現在は感情支援動物として、自分を救ってくれた里親のそばに寄り添い、安らぎと支えを与える存在になっていることが紹介されています。

穏やかな時間を過ごす現在のシンバ3/6

穏やかな時間を過ごす現在のシンバ

出所:@animalslebanon

かつて大きな傷を負い、助けを必要としていたシンバでしたが、今では里親と穏やかな時間を過ごし、安心しきった様子でくつろぐ姿も投稿されています。

投稿では、かつて助けを必要としていた猫が今は誰かを支える存在になっているとして、シンバの歩みが癒やしと愛、新たな始まりの象徴として紹介されています。

コメント欄では

  • 「この投稿、本当に大好きです。動物は、特に保護された子たちは、心強い支えになってくれる存在ですね」
  • 「あなたたちの活動に、心から感謝します」

など、シンバの物語や保護活動に感謝する声が寄せられていました。

――以上、海外のSNSで話題のネコちゃんでした。

3. 著者からの一言コメント

LIMO アニマル・ストーリー部
今回シンバの投稿をリサーチする中で強く印象に残ったのは、大きな混乱の渦中にあっても、動物たちの命を救おうと現場で活動を続けたAnimals Lebanonのようなスタッフの存在でした。行方不明になったペットの捜索や、負傷した動物の治療、がれきの下に取り残された動物の救助など、地道な活動の積み重ねがあったからこそ、シンバのように大きな傷を負った動物も新しい人生を歩めるのだと感じます。里親になる以外にも、一時的に動物を預かる「フォスター」という関わり方や、情報を拡散して知ってもらうことでも力になれる場面があります。シンバの物語を通じて何より伝えたいのは、大きな困難を経験した動物であっても、適切な治療とケア、そして愛情があれば、傷を乗り越えて誰かの支えになるほどまでに回復できるということです。今この瞬間も、次の一歩を待っている動物たちがいることを、この記事をきっかけに少しでも意識してもらえたら嬉しいです。

4. 保護猫を迎える前に。猫の飼育費用は月平均どのくらい?

過酷な状況から救われた動物たちの姿は、これから猫を迎えたいと考えるきっかけにもなります。ただし、迎えた後には毎月の飼育費がかかることも忘れてはいけません。

猫1匹あたりの月間支出額は「2021年の9138円」から「2025年には1万1865円」まで増加し、5年間で約29.8%上昇しています。

中でもフード関連の支出は全体の約55%を占め、主食とおやつを合わせた費用も年々値上がりしています。

私はアナリストとして、数字は「合計」より「中身の分解」で見ると発見が多いと考えてきました。ペットフード協会の令和7年(2025年)全国犬猫飼育実態調査では、猫1匹あたりの月間支出は1万1865円。2021年の9138円から5年で約29.8%、金額にして2727円増えています。

(中略)

一方で、猫を飼いたい理由の1位は「癒し・安らぎが欲しい」で50.5%。それでも飼えない理由の1位は「集合住宅で禁止」の31.3%、次いで「お金がかかる」の26.1%でした。つまり、立ちはだかる壁は費用だけでなく、住環境も大きいのです。迎えるか迷っているなら、月1万2000円という数字を出発点に、住まいの条件や、長く続けられる家計かどうかまで含めて眺めておくと、後悔のない判断ができるのではないでしょうか。

猫の飼育費用は4年連続で増加傾向、月1万1865円に。「飼えない理由」1位は集合住宅の禁止31.3%
猫の飼育費用は4年連続で増加傾向、月1万1865円に。「飼えない理由」1位は集合住宅の禁止31.3%

無理なく長く一緒に暮らすためにも、一度知っておいてもよいかもしれませんね。

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参考資料