最近では小中学生でも自分用のスマホを持っている子どもが増えてきました。それと共にトラブルも増えてきています。そのスマホトラブルの1つが「LINEいじめ」です。LINEを使って暴言を浴びせたり、1人だけ抜かして陰で悪口を言ったり、または全員で既読無視したり。
このような話を聞くと、子どもにスマホを持たせることを悩むママも多いことでしょう。ですが、実はこのLINEトラブル、けっして子ども社会だけではありません。ママ社会にも蔓延るLINE問題。実際のトラブル例も見ながら、考えていきたいと思います。
朝から晩までLINE攻めでうんざり
「娘もまだ小さく、ママ友がいなかった私。ある日、同じくらいの子どもを連れたママさんと近所の公園で会って、意気投合しました。『私にもママ友ができた』なんて思い、喜んでお互いにLINEを交換しました。それ以降は、空いてる日に誘い合って公園や児童館なんかに出掛けるようになりました。ですが、いつの日からか『おはよう』ってLINEで挨拶するのが当たり前になってきたんです。
そこからは、会っている時以外は他愛のない話題でLINEが送られてきて、『おやすみ』って言うまで1日中続きます。あまりにも続いて家事もままならないので、しばらく既読無視していたら、数分おきに短文のLINEが送られてきて通知が鳴りっぱなしでした。最初は嬉しかったママ友ですが、今は毎日のLINE攻めに恐怖すら感じています。」
いつの間にか、私抜きで連絡を
「友人Aは私の高校時代からの友人です。お互い結婚し、Aの子どもは私の子よりも1つ年上ですが、ママになってからも変わらず仲良くしていました。ママ友Bは子どもの幼稚園クラスが一緒です。最初から親し気に話しかけてきてくれて、明るいママさんだなって印象でした。
ある日、Aと私が子どもを連れて公園で遊んでいた時に、Bもやってきました。子ども達は3人で仲良く遊び、私達も楽しくおしゃべりして過ごしました。そして帰宅後、BからLINEが。内容は『また3人で遊びましょう』というものでした。私はAにそのことを伝え、3人のLINEグループを作りました。
それからしばらく経って、Aから『話がある』と誘われたので、自宅にお邪魔しました。そこで話を聞くと、なんとBから個人LINEが来て、たびたび誘われて困っているというのです。ランチに行こうと誘われたので、まだBのことをよく知らないAはやんわりと『3人で日程を相談しましょう』と返したのですがスルーされ、それからも何かと2人で出掛けようと誘いがくるようです。
実はAの子どもはハーフで、ちょっと目立つ可愛い子でした。旦那様も個人で会社を立ち上げているやり手ビジネスマン。Aが乗っている車も高級外車で、持っているバッグやなんかで良い暮らしぶりをうかがい知ることができたのでしょう。そんなAとお近づきになりたいと思ったBママは、私を通じて繋がった後に、直接Aにアプローチしてきたようです。安易にグループLINEにはせず、しばらく私が間に入っていれば良かったと反省しています。」