先ほど、給与額で群を抜いているということで名前が出た企業の「キーエンス」ですが、「就活企業研究シリーズ」より、この企業に就職した学生の出身校をピックアップしてみると、「慶応義塾大学・商学部」「慶応義塾大学・環境情報学部」「早稲田大学・社会科学部」「明治大学・法学部」など、有名私立大学の名前が並びます。
では、こういった私立の大学に子どもを入学させるとしたら、いくらぐらいの費用が必要となるのでしょう?ここでは単純に大学の「在学中にかかるお金」というところでみてみることにします。
文部科学省が2018年12月26日に公表した「2017年度(平成29年度)入学者の学生納付金等調査結果」の結果、私立大学(学部)に要する金額は以下の通り。
授業料:900,093円
入学料:252,030円
施設設備費:181,294円
これらを全てあわせた「初年度学生納付金」は1,333,418円。これに実験実習料等を合算すると、初年度に1,455,729円が必要であると算出できます。
また、授業料と施設設備費は、毎年納めることになりますので、4年間通うとすると、
2~4学年の間に支払う費用は(900,093円+181,294円)×3=3,244,161円
あくまで目安ですが、卒業までには、4,699,890円が必要ということになります。
まとめ
会社員でも年収1000万円の人がいると聞くと、「できることなら、子どもには、そういった企業に就職実績のある大学に入学できるよう、頑張ってほしい。」と思うのが親心。しかし、それには、相応の教育資金が必要になります。
教育資金は、お子さんが小さいうちから、計画的に貯めておいたほうがいいかもしれませんね。
LIMO編集部