筆者は元々、普通のサラリーマンをやっていました。奥さんとは職場で出会い、その後交際がスタートしました。

今は複数のビジネスで起業し、会社員時代の年収と比べて経済的にかなり余裕を持つことが出来ました。また2冊の書籍を出版し、ビジネス雑誌やネットニュースで記事を書くジャーナリストや、講演活動などにも取り組んでいます。これらはすべて私自身の力というより、奥さんの助言があってのことです。

元々、起業に興味がなかったのですが「2人で力を合わせて起業しよう」と奥さんにそそのかされて週末起業でスタートしました。また、これまで数々のビジネスの困難に直面したり、資産運用で数千万円を投じる局面、さらに意思決定に悩んだ時には奥さんからの助言でうまくいったのです。

起業してビジネスで意思決定をしたり、困難を乗り越える話をする時は、会議室に集まって相談をするイメージを持つ人もいると思うのですが、私の場合は奥さんと台所で毎日のように話をして突破してきたのです。

お金持ち妻こそ真の投資家

投資、といえば女性より男性がやるイメージが強いですが、私は女性こそ投資家だと感じます。
男性と異なり、女性は人生の意思決定がトレードオフになることが多いです。トレードオフというのは、「Aをするなら、Bを諦める」という関係をいいます。

キャリアか? 結婚か?
出産か? キャリアか?

など男性以上に人生の意思決定の制約が大きいと感じます。しかもこうした意思決定を若い内から迫られるのです。世の中には、総取りする人ももちろんいますが、全体から見ると少数派です。そう考えると、お金持ち以上にお金持ち妻は投資家として優れていると感じます。

【参考】

日本のお金持ち妻研究』(東洋経済新報社)
森 剛志 小林 淑恵 著

高級フルーツギフトショップ「水菓子 肥後庵」代表 黒坂 岳央