2026年8月7日の東京株式市場は小幅に続落しました。決算発表を受けた銘柄選別が進み、業績が振るわなかった企業に売りが集まる一方、フジクラなど好業績が確認された銘柄には買いが流入。

セクター別ではゲームやIPビジネス関連が選好されました。

こうしたなか、資生堂(4911)は5日発表の好決算が引き続き材料視され、前日比7%近く上昇して大幅続伸で取引を終えました。

今回は同社をピックアップ、決算内容の確認と人気の株主優待を解説します。

1. この記事を読むとわかる3つのポイント

  • 資生堂の2026年12月期上期(1-6月)決算は、コア営業利益が前年同期比90.1%増、最終中間利益は前年同期の約3.1倍(同211.4%増)
  • 通期の業績予想は据え置き
  • 長年苦戦してきた米州事業がコア営業利益ベースで黒字に転換するなど、構造改革の効果を上期決算上で確認

2. 2026年12月期上期は米州事業が黒字転換へ

資生堂の2026年12月期上期連結決算は、売上高が前年同期比6.2%増の4,989億円、営業利益が約2.3倍の419億円、最終利益が約3.1倍の296億円と大幅増益を達成しました。実質売上は横ばい圏だったものの、全社で160億円に上る構造改革に伴うコスト削減効果が利益を強力に押し上げました。地域別では、人員削減などを進めた米州事業が赤字から黒字へ転換したほか、中国事業も「618」商戦の効果で収益性を高めました。

3. 株主優待制度:資生堂オンラインストアで使えるポイントを進呈

資生堂の株主優待は、それまでのカタログ選択制から、公式ECサイト「資生堂オンラインストア(SHISEIDO ONLINE STORE)」で使えるポイントを進呈する制度へと変更することを2024年8月に発表しています。

対象となるのは、前年と当年の12月末時点でいずれも100株以上を所有する株主で、保有株数に応じて以下のようにポイント数(または同社案内品・寄付のいずれかとの選択制)が決まります。

3.1 前年・当年12月末の所有株数:ポイント等

  • 100~399株:1,500ポイント
  • 400~999株:5,000ポイント
  • 1,000~1,999株:10,000ポイント
  • 2,000株以上:12,000ポイント

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4. バリュエーション面はやや割高に

8月7日の終値3,619円をもとに算出すると、PER(会社予想)は34.43倍、PBR(実績)は2.27倍、配当利回り(会社予想)は1.66%となっています。

決算前から約10%と急騰したため、足元の株価はやや割高感も出てきています。

7日は一時3,645円と年初来高値を更新する場面もありました。