アボカドを食べたあとに残る、つるんとした大きな種。そのまま捨てていませんか?
実は、この「アボカドの種」、水につけておくと根が伸び、やがて上から芽が出てきます。さらに育てれば、緑の葉を広げる観葉植物のような姿に。
私は「リボーンベジタブル研究所」として、野菜のヘタや、普段なら捨ててしまう部分をもう一度育てる楽しみ方を探っています。
「リボベジ」というと、再び食べることを目的にするイメージがありますが、成長する姿を眺めたり、器と組み合わせて飾ったりするのも魅力のひとつです。
今回ご紹介するアボカドは、実の収穫を目指すものではありません。大きな種が割れ、根や芽が現れる変化を楽しむ「観葉植物リボベジ」です。
1. この記事で紹介する「観葉植物リボベジ」3つのポイント
- 生ゴミとして捨てていたアボカドの大きな種が、おしゃれな「観葉植物」に生まれ変わる
- 土を使わない水栽培だから、キッチン周りでも清潔に楽しめる
- 発芽までは1〜2か月。水の中で根や芽が少しずつ育っていく様子を観察できる
2. アボカドの種をきれいに洗い、上下を確認する
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アボカドの種、どうしていますか?
まずは、アボカドの果肉から種を取り出し、表面に残った果肉を水できれいに洗い流します。
ここで確認したいのが、種の上下です。
少しとがっているほうが上、平らで幅が広いほうが下。根は下側から、芽は上側から出てきます。
わかりにくい場合は、片側が少し細く、もう片側が丸みを帯びているかを確認してみましょう。水につけるときは、丸く平らな側を下にします。
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アボカドの種は丸いですが、平らな方が下です
3. 種が落ちない口径の瓶にのせる
種の下側だけが水につかるように、口の小さな瓶やグラスにのせます。
使いやすいのは、種が瓶の中へ落ちず、口の部分でしっかり止まる大きさのもの。種全体を沈めるのではなく、下側の一部が水につかる状態が目安です。
ちょうどよい口径の瓶が見つからない場合は、種の側面につまようじを3~4本刺し、グラスの縁に引っかける方法もあります。
透明な瓶やグラスなら、水の中で根が伸びていく様子も観察できます。お気に入りの器を選べば、芽が出る前の種も小さなインテリアになります。
置き場所は、明るく暖かい室内へ。夏の強い直射日光が長時間当たる窓辺は、水温が上がりやすいため避け、レースカーテン越しの明るい場所などで管理します。
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つけてからしばらくして皮がめくれてきたのではがし、割れて芽が出て根がでます。気候にもよりますが、今回はここまで1か月ほどでした
4. すぐに芽が出なくても、ゆっくり待つ
アボカドの種を水につけても、数日ですぐに芽が出るわけではありません。
変化がないように見える時間が続いたあと、種の中央に少しずつ割れ目が入り、下から白い根が伸び始めます。その後、割れ目の中から芽が現れ、上へと伸びていきます。
水が減ったら足し、濁りやにおいが気になったら交換しましょう。器を定期的に洗い、清潔な状態を保つことも大切です。
発芽までにかかる時間には個体差があります。数週間で変化が出ることもあれば、2か月ほど待つ場合も。すぐに結果を求めず、ときどき種の様子を眺めながら待ってみてください。
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次々に葉が出て茎が伸びてきます。この様子を観察するのも楽しいものです
5. 葉が開くと、観葉植物らしい姿に
根が伸び、芽が育つと、細い茎の先に葉が開きます。
最初は小さかった葉も、育つにつれてぐんと大きくなり、観葉植物らしい姿へ変化していきます。
食べ終えたあとの種から育ったとは思えないほど、存在感のあるグリーンになることも。茎が長く伸びる姿や、葉がゆったりと広がる姿にも、アボカドならではの個性があります。
5.1 大きく育ったら、鉢植えにすることも
根と茎がしっかり伸びてきたら、観葉植物用の土を入れた鉢へ植え替えることもできます。
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我が家で昨年育てたアボカドです。瓶の中で根が窮屈になったら土への植え替えの検討を
6. 大きくなったら…「リボベジ」栽培のヒント
リボベジで育ったアボカドを土に植えるときは、種をすべて土の中に埋めず、上側が少し見えるようにするのがポイントです。明るい場所に置き、土が乾きすぎないように水を与えます。
なお、スーパーで購入したアボカドの種を育てても、同じような実を収穫できるとは限りません。室内では、実を育てることよりも、葉や成長の変化を楽しむグリーンとして育てるのがおすすめです。
7. リボベジは生活の小さな楽しみになります
普段なら捨ててしまう種が、根を伸ばし、芽を出し、部屋のグリーンになっていく。そんな変化を身近で楽しめるのも、リボベジの面白さです。
次にアボカドを食べたときは、大きな種を捨てずに、家にある小さな瓶にのせるところから始めてみませんか?
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種から育てたアボカド
※本記事の情報は執筆時点(2026年8月18日)のものです。
※写真はすべて筆者撮影です。
※生育スピードは、お住まいの地域や庭の環境によって異なりますので、ご注意ください。
