働いて得た収入は、できるだけ賢く使っていきたいですよね。趣味や旅行、教育費など、使いたい分野は人それぞれだと思います。でも同時に、貯蓄もしていかなくては…と焦りも感じているのではないでしょうか。中には、自分と同じくらいの収入なのに、使いたい部分にはしっかりお金を使って、貯蓄の方もきっちりできている人がいます。その差はどこにあるのでしょう。
そこで今回は、貯め上手な人が実践しているお金の使い方についてご紹介します。コツを参考にしてきっちり貯めていきましょう。
年収別の貯蓄額は?
総務省統計局が2019年5月に公表した「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2018年(平成30年)平均結果-(二人以上の世帯)」によると、2人以上世帯のうち勤労者世帯の年間収入階級別貯蓄現在高(平均値)は下記のようになっています。(「2人以上世帯のうち勤労者世帯の年間収入階級別貯蓄現在高」の表を参照)
600万円からは年収が上がるにつれて貯蓄現在高も上昇しています。
しかし600万円までは、年収に比例しているわけではありません。とくに250~300万円では貯蓄額733万円と、300~350万円よりも多くなっています。所得税率などの違いもありますが、年収が高い=貯蓄額が高いというわけでもなさそうです。当然、支出が多ければ貯蓄は増えません。
「貯められる人」はどのようなお金の使い方をしているのでしょうか。以下でご紹介します。
きっちり使ってしっかり貯める人はどんなやりくりをしている?
毎年きっちり貯めている人が実践しているのが、支出に「メリハリをつける」方法です。お金を使いたいところは大切にして、その他を節約することで、家計全体をコントロールできるようになります。