7. 【執筆者・監修者コメント】ライター・美容記事編集者からの一言
女性は最初、理想のヘアスタイルの画像を見せていました。それに対して、美容師さんはただ「わかりました」で終わらせず、髪のクセをきちんと伝えながら理想に近づける提案をしていました。
美容院で理想の画像を見せても曖昧な返事だけで、仕上がりにモヤっとした経験がある人も多いのではないでしょうか。こんなふうに、できることやできないことなどをきちんと伝えてもらえると、安心や信頼、そしてファン化につながりますね。どんな仕事にも通じる大切な姿勢だと感じました。
美容室で自分の悩みや希望を伝えるのは緊張しますよね。
今回の施術で印象的だったのは、美容師さんが髪の特性を伝えつつ、現実的な理想の形を提示していた点です。
理想を押し付けるのではなく、髪質を見極めた丁寧なカウンセリングこそが、お客さまの確かな満足度と笑顔を引き出す最大の鍵だと改めて感じました。
8. 「大変身」を叶えてくれる美容師の「お金事情」
厚生労働省「令和7年 賃金構造基本統計調査」を元にした就業者統計データによると、全国の美容師の「平均年収は388万5000円(平均年齢30歳)」です。
ただし、美容師の収入は一律ではなく、実力や人気の高さによって大きく変動します。
一人前になると歩合給になるケースも多く、SNSを活用したセルフプロデュースでファン(指名客)を獲得し、大きく稼ぐトップスタイリストも存在します。
ここで見ておきたいのは、この388万円はあくまで"平均"であり、美容師の多くが歩合制で働いているという点です。歩合制とは収入が売上に連動する仕組みで、固定給と違って人による差が大きく出ます。そのカギを握るのが『指名客』です。指名客は、繰り返し来てくれる顧客基盤――企業でいえばブランドや常連客という"無形の資産"にあたります。近年はSNSが、この資産を全国規模に広げる装置になっており、発信力のある美容師は、技術という『労働』に加えて集客という『資産』を持つことで、平均を大きく上回っていきます。同じ資格・同じ技術でも収入差が開くのは、この資産の有無によるところが大きいのです。
美容師の年収は、技術力だけでなく、SNSでの発信力や指名客という"資産"をどれだけ築けるかによって大きく変わってくるといえそうです。
参考資料
ひぐち えみ


