5. 【厚生年金】毎月いくらもらってる?シニアのリアルな年金額を紹介

ここからは、会社員や公務員などの厚生年金受給者について、リアルな年金額を紹介します。

厚生年金の平均年金月額と階級別受給者数4/4

厚生年金の平均年金月額と階級別受給者数

出所:厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

池田 夕華
平均年収400万円という設定は、決して低い水準ではありませんが、それでも厚生年金の平均月額をやや下回る結果になりました。年収だけでなく、加入期間の長さも受給額に大きく影響することがうかがえます。

厚生年金(国民年金部分を含む)の平均年金月額

  • 全体:15万289円
  • 男性:16万9967円
  • 女性:11万1413円

今回シミュレーションした「月額約13万6000円」は、全体の平均月額約15万円を下回っていることがわかりました。

なお、ここで示している平均年金月額は税金・社会保険料が引かれる前の額面であるため、実際には約85〜90%が手取りとなります。

6. 将来の年金額は「手取り」ベースで考えよう

ご自身の年金見込額は、ねんきんネットやねんきん定期便で確認できます。

ただし、この年金額はいわゆる「額面」であるため、実際に振り込まれるのは約85〜90%であることを理解しておきましょう。

本記事でシミュレーションした年金月額約13万6000円について、税金・社会保険料を10%と仮定した場合、毎月の天引き額は約1万3600円です。

老後の生活収支を年金の額面ベースで計算していた場合、年間では約16万3200円もの差が生まれてしまいます。

思わぬ誤算によって老後の資金不足につながるのを防ぐためにも、老後の資金計画を立てる際は「手取り」ベースで年金額を試算しましょう。

中本 智恵
銀行員として勤務していた時代、額面の年金見込額をそのまま生活費の計画に組み込んでしまっている方を見かけました。今回のように、天引き後の手取りベースで試算しておくことで、老後の資金計画により現実的な見通しを持てるようになります。

参考資料

池田 夕華