夏が終わり秋が近付くと、さまざまな所でオレンジ色のディスプレイが目立ってきます。コンビニやスーパーにはハロウィン限定のスイーツが登場したり、100円ショップの店頭にはコスプレ用アイテムが並んだりします。年々盛り上がりを見せるハロウィンイベント。そんな盛り上がりを見せる中、実はちょっと戸惑っている人達もいるんです…。そう、それは可愛い孫を喜ばせたいおばあちゃんたち。
最近は共働き夫婦が増え、おばあちゃんが変わって毎日孫のお世話をしているというご家庭が増えています。そのため、年ごとのイベントもおばあちゃんが何かとお世話する場面も増えてきました。ですが、ハロウィンは最近になって盛り上がってきたイベントのため、まだまだ慣れずに戸惑うおばあちゃん達も少なくないんです。
仮装と言われても…
ハロウィンと言えば、仮装がつきものです。可愛い魔女やおばけなど、子ども達もお気に入りの衣装で一気にテンションがあがります。そんな可愛い孫の姿を見るのは、おばあちゃんもとても嬉しいものです。ですが、準備をするとなると話は変わります。仮装なんて自分で体験したことが無い世代のおばあちゃん達にとっては、何をどうすれば良いのか分かりません。仮装させたつもりが、ちょっと可愛い普段着みたいになったりして・・・。
孫の喜ぶ可愛い姿が見たいけど、正直に言えば、自分で用意するにはハロウィンの仮装はちょっとハードルが高いのです。
つい、孫にだけ気が向いていて…
同居していたり、近くに住んでいるお孫さんに対して頑張っていたりしたら、気づかない間に他への配慮や気遣いを忘れていた……なんておばあちゃんもいるようです。
「私達夫婦はお互い30代ですが、まだ子どもはいません。だから、ハロウィンイベントにはあまり関心がありませんでした。その日も普通に夫婦と自宅で過ごしていたら、玄関のチャイムが鳴りました。出てみると、仮装した姪っ子と隣には母が立っていました。『どうしたの?』と言おうとしたら、ドアを開けた瞬間に『トリックアトリート!』と叫ぶ姪っ子。その声の大きさにびっくりし固まっていると、続けて何度も『トリックアトリート!!』と叫び続けるんです。母は隣でニコニコ笑っていますが、突然やってきてお菓子をねだられても……と、困ってしまいました。姪っ子に腹が立つというよりも、姪っ子を連れてきた母の配慮の無さにガッカリしました。」
可愛い姪っ子だからと言って、またイベントで特別な日だからと言って、何をしても許されるわけではありません。孫可愛さに他の人を巻き込むのは考えものです。