イタい親の話や毒親のことを見てみると、「うちの育児は間違っていないだろうか」「自分も毒親になりはしないか」と不安になった方もいるのではないでしょうか。たしかに過干渉すぎる関わり方は考えものですが、「見守りすぎてはいけない」「子どもを怒ってはいけない」というわけでもありません。

子どもには親の保護が必要です。「見張っている」のではなく「見守っている」ことが、親に求められる姿なのかもしれません。また正しい子育てをしなければならない、イライラしてはいけないと思い込む必要はないのです。誰でも子育てに悩み、子どもに怒ってしまうこともあるはずです。

大切なのは「子どものことを一番大切に思っているのは親である」ということです。周囲の人が大丈夫だと思っていても、子どもの事情を熟知している親からすれば違ってみえるでしょう。育て方に心配になったら、自分を客観的な見方で観察してみましょう。ときには家事の手を抜いてリラックスするのもおすすめです。

さいごに

知らない間に、子どもはどんどん成長していくもの。口を挟みたい気持ちにブレーキをかけ、たまには子どもの力に任せてみてはいかがでしょうか。子どもの成長を改めて感じられるかもしれませんよ。

まずは、自分を追い詰めないように気をつけておく必要があります。「それほど子どものことを真剣に考えているんだ」と自分の姿を客観的に見てみましょう。そして、子どもの危険を感じ取ったら助け舟を用意するのも大切です。

普段はそっと見守り、子どもの成長に応じた対応ができるといいですね。

参考資料:

毒親と子どもたち」(斎藤学)

 

LIMO編集部