一見しっかりと連携を取って夫婦二人で育児をしているように見える場合でも、実際にはお互いに不満を抱えている…なんてケースもめずらしくありません。ズバズバと不満を言い合ってしまうのも考えものではありますが、一番怖いのは“お互いへの要求を飲み込んでしまうこと”ではないでしょうか。

育児の戦友でもあるパートナーに対して、ときには不満を感じることもあるでしょう。しかし、ふと感じる不満を自分の中に押し込みすぎてしまうと、相手に対して感謝の気持ちを持つことができなくなってしまいます。このような状況に陥ると、夫婦関係にも亀裂が入ってしまう可能性も。ツーオペで育児できる環境にあるのに、全く達成感を得られないまま時間を過ごしてしまうことになります。

ツーオペ育児の大変さをやわらげるには、他でもない“夫婦で会話をすること”がとても大切。育児は大変だけれど、今のこのときにしか味わえない達成感もあるものです。夫婦の間でしっかりと会話・コミュニケーションを取ることができれば、育児の大変さは夫婦の財産となり絆を深めてくれるエッセンスとなります。夫婦で頑張っている姿は、子どもたちが一番近くで見守ってくれているもの。お互いに助け合いながら育児をすることで、家族みんなの笑顔を増やすことができるのではないでしょうか。

ツーオペ育児は結婚生活の大きな財産となる

大変なことが多い育児ですが、子どもたちが大人になり巣立つ日がくれば「そんな日もあったな」と思い返すことができるようになります。今は大変でも、振り返ったときに“楽しかったな”と思えるのが子育ての素晴らしさ。夫婦の財産となるような、子育て期間を過ごせるといいですね

川西 まあさ