4. まとめ

厚生年金で「月15万円前後」を受け取る人は全体の約12%。

決して多数派ではありませんが、平均値に近い水準であることから、一つの目安として参考にしている方も多いのではないでしょうか。

ただし、見落とせないのが税金と社会保険料の天引きです。

年金からも所得税・住民税・健康保険料・介護保険料が差し引かれるため、月15万円の受給でも、実際の手取りは12〜13万円程度になるケースも珍しくありません。

少子高齢化が進む日本。シニア層の保険料負担は増加傾向にあります。

年金も賃金や物価の変動を背景に毎年度見直しが行われており、直近は4年連続でプラス改定となっています。

しかし、改定率は物価上昇率を下回る水準で、実質的には目減り。

現役世代の皆さんは、老後に向けて準備を進める際には、こうした事情も考慮しておく必要があります。

まずは「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」で自分の見込み額を確認することから始めましょう。

和田直子
介護保険料や後期高齢者医療保険料など、年々、負担額が上昇しています。少子高齢化が進む中、2026年度からは「子ども・子育て支援金」の徴収も始まりました。

将来、さらに負担が増える可能性は否定できません。
こうした可能性も視野に入れ、安心して老後を迎えられるよう準備を進めていきたいものです。

参考資料

和田 直子