「ア ル プ ス 一 万 尺 隣 の 家 で」


「小槍の上」を「子ヤギの上」と勘違いする人が多い中で、思いも寄らぬ「隣の家」。アルプス一万尺は思いのほかご近所でした。

「植民地を食ミンチだと謎の勘違いして『えっ日本人食われんの』とか思ってた」


「しょくみん・ち」ではなく「しょく・みんち」。こう間違えて当たり前のようにも思えます。なぜ自分はこの勘違いをしなかったのかとくやしくなるくらいの完成度の勘違いです。

「天文系の図鑑とかを読んで、新月の晩は空にこういう点線の月が浮かぶものかと思っていた。」


このように出てくれないと、新月が出ているとはわかりません。きっとこう出ているはずと信じて然り。同様に、星座は本で見るように線で結ばれていると思っていた人もいます(※筆者)。

「誘拐されやすい場所だと思ってた」


ソフト帽をかぶった怪しげな男と手を引かれる少女のシルエット。どう考えても誘拐です。ペイントの型のでき具合によるのか、標識によっては輪郭がヨレヨレのシルエットや角張ったシルエットがあって、怖ろしさ倍増です。

「かごめかごめ かごのなかのとりは いついつ
JR」


平成の子供ならではの勘違いとは言えないでしょうか。国鉄が民営化されてJRになったのは1987(昭和62)年、昭和が終わる間際のことです。

ロゴの解釈違い

イラストや図というものは「みんなこう見えるよね」という前提でつくられるものですが、秀逸なロゴほど単純化されていて、そのおかげで解釈の余地が大きくなります。その広い余地に、こどもの想像力が羽ばたくのです。