リストラされたとき、家計や将来のキャリアが心配になるのは想像できます。しかし、十分な蓄えがあったり、起業など雇用される以外の選択肢を考えたりできる人は、リストラされても落ち込みは軽度かもしれません。
ただ、実際にリストラに遭ってみると想定外の困りごともあるようです。たとえば、これまで仕事一辺倒に力を注いできた人にとって、目の前の仕事がなくなったとき、さて何をするか……という問題に直面します。
また、仕事がなくなれば以前より家族と顔を合わせる時間が増えるでしょう。仮に自分は楽観的であっても、変化した自分の境遇を見る子供や世間に、どのように説明・対処するかに気を揉むという声もあります。そんなとき、あなたならどうするでしょうか。
おわりに
右肩上がりで経済が成長する環境ではない今、「出世できない=残念」とも言えなくなっています。また、昇進に尻込みする人も少なくありません。ビジネスパーソンとしての理想というのは一概には語れない時代です。
リストラに見舞われても、その時点の経済状況や自己効力感によって受け止め方が異なります。ただ、企業も個人も先の見通しの立ちにくい昨今、経済的にも能力的にも、万が一の備えは必要なのかもしれませんね。
LIMO編集部