夫が忙しい、両親が遠くに住んでいるなどの理由により、ワンオペ育児に取り組んでいるママも多く存在します。育児にはストレスがつきものですが、ワンオペ妻の場合は「子ども」だけでなく「夫」にいら立つケースも珍しくありません。その原因や、ワンオペ育児の問題点を探ってみましょう。
「ワンオペ育児」に潜む問題点
まずは、ワンオペ育児に取り組む妻たちが抱えやすい問題を見ていきましょう。どの内容も、精神的負担の存在を感じさせられます。
1人で悩み続けてしまう
1人で育児をしているママには、いつでもどこでも相談できる相手がいません。そのため、誰にも悩みを打ち明けられずに悩んでいる傾向にあります。戸惑いだらけの初めての育児において、相談相手がいないデメリットは大きいといえるでしょう。
自分を責めてしまう
育児をしていると、やるべき作業が一気に発生する場面も珍しくありません。ワンオペ育児中に子どもがご飯をこぼしたら、子どもの着替え・汚れた服の洗濯・後片付けなどを1人で行わなくてはならないのです。このような日々が続くと、体力的だけでなくメンタル的にも追いやられてしまうでしょう。
ストレス解消の場が無い
イライラした出来事があっても、誰かに話すだけで怒りが薄れることもありますよね。ところが、ほかの人とかかわる機会が少ない状況だと、会話によるストレス発散ができません。ママのイライラは募る一方でしょう。
ストレスが限界を迎える前にできること
ママに負担が集中するワンオペ育児を続けているうちに、「このままではストレスが爆発してしまいそう」と感じることもあるでしょう。そこで、他の人の手を借りて負担を少しでも減らしておくのがおすすめです。
とはいえ、夫は仕事で忙しくて家にいない、保育園の一時預かりは人気が高くて利用できないといったケースもあるはず。そこで、ベビーシッターやファミリーサポートセンターを利用してみましょう。
「ファミリーサポートセンター」は800以上の市区町村に拠点をもち、自治体がサポートのリクエストに対応してくれるシステム。1時間ごとに600円~1000円ほどの費用がかかりますが、週末や早朝・夜に対応しているケースもあります。
育児を自分以外の人にしてもらうことに対して、初めは戸惑う人もいるでしょう。でも、ママがリフレッシュして笑顔になれば、子どももきっと喜んでくれるはず。普段関わらない人とのやりとりは、子どもの社会性を育てるきっかけにもなりますよ。