個別銘柄では、主力大型株が総じて大幅安となり、ファーストリテイリング(9983)、ソフトバンクグループ(9984)、ファナック(6954)など揃って急落しました。

また、ハイテク株も軒並み大幅安となり、村田製作所(6981)、キヤノン(7751)、ニコン(7731)、アルプスアルパイン(6770)などが年初来安値を更新しています。

さらに、自動車株ではマツダ(7261)とホンダ(7267)が、医薬品株では武田薬品工業(4502)とエーザイ(4523)がそれぞれ年初来安値更新となりました。

その他では、金融株は三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)、三井住友フィナンシャルグループ(8316)、りそなホールディングス(8308)が安値を付けています。なお、日本郵政(6178)、かんぽ生命(7181)、ゆうちょ銀行(7182)の“郵政トリオ”が下げ止まらず、3日連続で上場来安値更新となりました。

しかしながら、大幅安の銘柄が続出したにもかかわらず、暴落といえるような銘柄はほとんど見られませんでした。

一方、数少ない値上がり銘柄の中では、ユニー・ファミリーマートホールディングス(8028)が小幅上昇ながら続伸となり、自動車株ではスズキ(7269)が逆行高となりました。

また、外食株も総じて大幅安となる中、吉野家ホールディングス(9861)が連日で年初来高値を更新したのが目を引きました。

新興市場(東証マザーズ)では、シェアリングテクノロジー(3989)と窪田製薬ホールディングス(4596)が急落し、ユーザベース(3966)も大幅安となりました。一方、アンジェス(4563)が急騰し、ブシロード(7803)も堅調に推移して引けています。

葛西 裕一