まとめ
今回は、70歳代の貯蓄や年金、生活費に関するさまざまなデータを見てきました。
貯蓄額では一部の富裕層が引き上げる平均値と、より実態に近い中央値との間に大きな差があることや、年金受給額も現役時代の働き方によって個人差が大きいことがお分かりいただけたかと思います。
また、高齢無職世帯の家計では、毎月赤字が発生し、貯蓄を取り崩しながら生活しているという実態も見えてきました。
こうしたデータを見ると不安に感じるかもしれませんが、大切なのはご自身の状況を客観的に把握し、対策を考えることです。
まずは家計簿などでお金の流れを見直し、無駄な支出がないか確認してみてはいかがでしょうか。
健康で働く意欲があれば、短時間の仕事を続けることも、家計の助けになるでしょう。
ご自身の価値観やライフプランに合わせて、無理のない範囲で備えを進めていくことが、穏やかな老後につながります。
参考資料
- J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査(2025年)」
- 厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2025年(令和7年)平均結果の概要」
- 総務省「統計からみた我が国の高齢者-「敬老の日」にちなんで-」Ⅱ高齢者の就業
石津 大希