4. 資産形成を成功させるために意識したいポイント
これまでのデータで確認したように、純金融資産1億円以上を持つ富裕層は日本全体では数%と少数派ですが、その数は増え続けています。
では、これから資産形成を進めていく上で、どのような点を意識すると良いのでしょうか。
大切なのは、単に収入が高いことだけではなく、得た収入の中から計画的に資産形成を継続する習慣を身につけることです。
実際に、富裕層の中には共働きで安定した収入を確保し、長期間にわたって着実に資産を築き上げてきた世帯も存在します。
さらに、近年の富裕層増加の一因として金融資産の価格上昇が挙げられることから、資産運用によって「お金に働いてもらう」という考え方も重要になります。
もちろん、目標とすべき資産額や資産形成のペースは、個々の年収、家族構成、ライフプランによって大きく異なります。
他人と比べるのではなく、「毎月いくら貯蓄に回すか」「将来のためにどのような資産を積み立てるか」を具体的に考え、自分に合った方法を続けることが成功への鍵です。
まずは家計を見直し、無理のない範囲で貯蓄や資産形成を始めることが、将来の経済的な安心を手に入れるための第一歩となるでしょう。
5. シニア世代の生活意識調査|「生活費が苦しい」と感じる人の割合は?
物価の上昇が続いている現在、シニア世代は日々の生活についてどのように感じているのでしょうか。
最後に、金融経済教育推進機構(J-FLEC)の「家計の金融行動に関する世論調査 2025年」から、シニア世代の生活に関する意識調査の結果を見ていきます。
5.1 60歳代・70歳代の二人以上世帯における生活意識
- 60歳代:33.6%
- 70歳代:26.5%
5.2 60歳代・70歳代の単身世帯における生活意識
- 60歳代:50.7%
- 70歳代:35.5%
世帯構成別に見ると、二人以上世帯に比べて単身世帯の方が、老後の生活費に対してより強い不安を感じている傾向がうかがえます。
