4. まとめにかえて:自分のため、そして子供のための「生前整理」
50歳代・60歳代は、ご自身の老後資金の準備を進めながら、親の相続や介護と向き合う「はざまの世代」です。
今回見てきたように、十分な老後資金を準備することと同じくらい、実家の財産分割や「手間のかかるお墓」を子供世代の負担にしないための準備が重要視されています。
しかし、墓じまいや相続の生前整理を行うにしても、当然ながら専門家への依頼や解体費用など一定の「お金」がかかります。
だからこそ、ご自身の家計収支や貯蓄額を正確に把握する「お金の整理」と、お墓や財産をどう残すか(あるいは手放すか)を考える「終活」は切り離すことができません。
元気なうちからこの両輪をセットで計画しておくことが、ご自身の将来の不安をなくし、結果として大切な子供たちへ負担を残さない「安心のセカンドライフ」に繋がるのではないでしょうか。
参考資料
著者
二種外務員資格(証券外務員二種)記者/編集者/校閲者/
ニ種外務員資格(証券外務員二種)・相続診断士・認知症介助士・終活ガイド資格1級保有。早稲田大学第一文学部史学科卒。学参系編集プロダクションなどで校閲・編集・執筆を経験。人文・社会系一般書籍、中学・高校社会科教材、就職試験問題の制作関連業務で15年以上の経験を持つ。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』において、金融系メディアの編集者兼執筆者として、コンテンツ制作や編集を担当。
総務省「家計調査」・厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業の概況」・J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査」などの一次資料に基づくデータ記事の執筆に強み。紙媒体での経験に加え、家族の介護を通じて得た知見を生かしながら、「お金とくらし」にまつわる情報を丁寧に発信している。(2026年2月12日更新)