新NISAのつみたて投資枠で人気を集めるのが、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)とeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)です。2024年1月の新NISA開始から2年半で、純資産はいずれも12兆円規模に拡大しました。
気になるのは「結局どちらを積み立てるか」です。長期の累積リターンを並べると、両ファンドの特性に違いがあります。そこで本記事では、2026年5月末の基準価額と騰落率を一次データで確認し、月3万・5万・10万円を20年積み立てた場合の到達額を試算します。月10万円積立時の「生涯投資枠」に関する注意点も交えながら、新NISAでの商品選びの参考にしてみてください。
1. 新NISAは「オルカン」か「S&P500」か。どちらも純資産総額「12兆円超え」
1.1 2本の基本スペック
オルカンは日本を含む先進国・新興国の株式約2500銘柄に分散する全世界株式インデックス投信です。S&P500は米国の大型株500銘柄に投資します。信託報酬はオルカンが年0.05775%(税込)、S&P500が年0.0814%(税込)で、いずれも最安水準の一角です。
1.2 2026年5月29日時点の基準価額
三菱UFJアセットマネジメントの月次レポートによると、2026年5月29日時点でS&P500の基準価額は4万4260円、オルカンは3万7737円でした。純資産総額はS&P500が約12兆296億円、オルカンが約12兆2380億円です。新NISA開始後、全世界株式に資金が流入し、オルカンの純資産がS&P500を上回りました。
