4. まとめ:老後の安心は現役時代からの準備が鍵
ここまで、厚生年金の受給額の実態、長寿化に伴う健康リスク、そして終活の現状について見てきました。
「年金が月10万円未満」というデータを見ると、将来に不安を感じるかもしれません。しかし、現役時代にこの現実を直視することは、早めに対策を講じるための良い機会と捉えることができます。iDeCoやNISAを活用した「自分年金」の構築や、認知症などに備えてご自身の希望を書き留めておく「エンディングノート」の準備は、どちらも大切な資産防衛策です。
「まだ自分には関係ない」と先延ばしにせず、心と体に余裕があるうちから、できることから始めてみるのはいかがでしょうか。家族が集まる機会に将来について話し合うことが、安心して老後を迎えるための第一歩となるでしょう。
参考資料
- 厚生労働省「令和6年簡易生命表の概況」1 主な年齢の平均余命
- 政府広報オンライン「知っておきたい認知症の基本」
- NPO法人ら・し・さ(終活アドバイザー協会)第2回終活意識全国調査報告書【確定版】(2025年7月)
鶴田 綾