最後に、自分自身が洗っている間に、子どもを飽きさせない方法です。お風呂場のものを減らす話をした後で矛盾してしまいますが、我が家のお風呂場におもちゃは豊富にあります。

赤ちゃんの頃から使っているものもありますが、ペットボトルの底に穴をあけたものや、プリンカップなど、汚れたら気軽に捨てられるような手作りおもちゃも用意。新しいものに変えれば、子どもも新鮮な気持ちで遊べますし、一石二鳥です。

なお、子どもが匂いや色が苦手でなければ、入浴剤もおすすめ。我が家で愛用している「きき湯」は「赤ちゃん(生後3か月以上)と一緒に入浴する時も使えます」と明記されています。子どもは色水気分、親は癒されて、これまた一石二鳥です。

他にも、赤ちゃんの頃は「子どもがさっと着替えられるようにタオルやパジャマを重ねておいておく」「お風呂場にスポンジのマットを敷いて寝かせておき、自分が洗っている間はお湯をかけて温める」などといった対策があります。

また、幼児になってからは、子どもが自分自身で脱ぎ着したくなるような声がけを工夫しています(我が家では「自分で脱ぎ着できると、保育園でラクだよ~」などと言っています)。

なお、成長すると共に、子どもが先にお風呂を出たがって、自分自身で体を拭くことやパジャマを着ることを済ませて、親は湯船で一人ゆっくり……なんて時間も増えてきました。バタバタするのも数年なんだ、と実感しているところです(その数年が大変ではあるんですけどね……)。

忙しくも愛しい親子の入浴タイム、工夫して楽しんでいきたいですね!

高橋 美穂