1. とにかく自分を持っている

お金持ちといわれる人たちは「自分の価値観やこだわり」を大切にしているといいます。流行には流されず、自分を曲げない、そして群れないタイプが多いのだとか。仕事上も経営に携わる場合が多いので、確固とした信念が必要なのかもしれません。

2. お金があることを匂わせない

お金持ちは有名ブランドの服を着たりバッグを持ったり、高級車を乗り回している、というようなバブリーなイメージを持っている人もいるかもしれません。

しかし富裕層、とくに代々お金持ちという人は意外と地味で、これ見よがしな身なりをしていることは少ないといいます。不必要に自分の存在を誇張する必要がなく、自分に自信があるからこその態度なのかもしれません。

3. 低レベルの争いに加わらない

「金持ちケンカせず」といわれるように、お金持ちほど無駄な争いは避けるそう。レベルの低い争いに巻き込まれるのは時間の無駄で、自分の品格も損なうという考え方をする場合が多いといいます。

とくに親から経営の後継者として育てられている場合は、常に冷静な対応ができるように教育され、争いごとに巻き込まれない術を身につけているようです。

お金持ちはタワマンに住まない!?

富裕層はもちろん広い敷地の一戸建てに住んでいることが多いのですが、マンション住まいの場合は「低層マンション」を好む、というのはマンション販売会社勤務の人の声です。

低層マンションが建設されるエリアは、第一種・第二種低層住居専用地域と呼ばれ、様々な厳しい制限があるので高い建物は建てられません。また、低層住居専用地域には建築物の種類にも制限があり、工場や大規模な商業施設も建設することができません。そのため、低層マンションがあるのは緑豊かで閑静な住環境であるというわけです。

また、タワーマンションなどの大規模マンションの場合、同じ建物内でも部屋の価格帯の幅が広くなります。そのため、さまざまな属性や価値観の人がいて、住人同士のコミュニケーションが取りづらいという側面があります。その点、低層マンションの場合は比較的小規模な建物であるケースが多く、良好なコミュニティが形成できるというのも、富裕層に好まれるポイントだそうです。

まとめ

お金持ちの投資や資産運用のアドバイザー役となるプライベートバンカーは、「富裕層は、色々なところから売り込みやネットワークを紹介してほしいなどの相談を持ちかけられる」といいます。

それらに上手く対応できるのは、目先の欲や流行に流されず、自分の考え方を大切にするという生き方があるからではないでしょうか。

「誰かがいいと言っていたから」「みんなが持っているから」ではなく、自分が本当に求めることは何かをとことん考え、それを大切にすることで、よりよい人生を手に入れることができるのでしょう。

【参考】
野村総合研究所、日本の富裕層は127万世帯、純金融資産総額は299兆円と推計」野村総合研究所

【ご参考】貯蓄とは

総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

LIMO編集部