2. 【オリエンタルランド(4661)】6月5日の株価終値は「2,189円」

オリエンタルランドの5日の値動きを振り返ります。

  • 株価(終値):2,180.5円
  • 前日比:▲0.16%
  • 始値:2,205円
  • 高値:2,227.5円
  • 安値:2,180.5円
  • 出来高:4,043,200株
  • 時価総額:3,925,883百万円
  • 売買代金:8,891百万円
  • PER(会社予想):31.42倍
  • PBR(実績ベース):3.25倍
  • 配当利回り:0.73%

6日の終値は前日比▲3.5円安の2,180.5円となり、一日の取引のなかでもっとも安い価格で取引を終える「安値引け」となりました。足元では依然として冴えない展開が続いています。

2.1 株価と株価チャート、主な参考指標

ここ1年の株価の値動きをチャートでみてみましょう。

中国政府による渡航自粛要請などをきっかけに、昨年11月から緩やかな下落基調が続いています。

4月28日の引け後に優待拡充と決算が発表されましたが、祝日明け4月30日の株式市場では10%超の大幅安(終値2,188.5円)と急落。その後、5月25日にはさらに年初来安値(2,103円)を更新しました。

5日は2,200円台を回復して始まりましたが、引けにかけて下落に転じ、続落して取引を終えました。

日経平均株価が最高値を更新し、盛り上がる相場環境のなかで、内需株やエンタメ系のセクターは資金が入りにくく、出遅れた状況から抜け出せずにいます。

オリエンタルランドの1年間の株価チャート

オリエンタルランドの1年間の株価チャート

出所:各種資料をもとに筆者作成

3. なぜ株価は調整局面?好調の裏にある「2期連続減益」の理由

ディズニーパーク自体は盛況であるにもかかわらず、なぜ市場の反応はこれほどシビアなのでしょうか。

その理由は、決算から見える「増収減益」の構造にあります。

3.1 決算のポイント

  • 2026年3月期(実績):売上高は前期比3.7%増と過去最高を更新した一方、人件費や諸経費の増加が響き、営業利益は2.1%の減益、最終利益は1.8%の減益で着地
  • 2027年3月期(会社予想):従業員の賃金改定(賃上げ)やホテルの修繕費などが重なり、さらに4.5%の営業減益と最終利益でも5.8%の減益を見込む

つまり、“2026年3月期と2027年3月期の2期連続減益”という見通しが、市場にネガティブに受け止められた形です。

「夢の国」といえどインフレの波は厳しく、コスト増を値上げや客数増だけで補うのは限界があります。

投資家はパスポート優待という魅力だけでなく、企業としての「稼ぐ力がこの先も続くかどうか」を冷静に品定めしている状況です。