個人向け国債が人気です。2026年4月分の募集には計9435億円の募集があり、翌5月に同額が発行されました。発行額は、2017年2月の9315億円を9年3カ月ぶりに突破しています。

個人向け国債の発行総額(2016年5月~2026年5月)1/6

個人向け国債の発行総額(2016年5月~2026年5月)

出所:財務省「国債等関係諸資料 個人向け国債の発行額の推移」より著者作成

人気が高まる個人向け国債は、どの程度の利回りが期待できるのでしょうか。最新の情報から探ってみましょう。

1. 日本政府が発行している「個人向け国債」とは?

個人向け国債は、日本政府が発行する債券で、個人投資家向けに設計された金融商品です。

国が元本と利息の支払いを保証しているため、金融商品の中でも、極めて安全性の高い資産と位置づけられています。

個人向け国債には「変動金利タイプ」と「固定金利タイプ」があり、それぞれ利率の決まり方や満期が異なります。

1.1 変動金利タイプ:10年満期

  • 半年ごとに適用利率が見直される
  • 適用利率には下限(0.05%)が設定されている

1.2 固定金利タイプ:5年満期

  • 発行時に決定された金利が、満期まで変わらず適用される
  • 適用利率には下限(0.05%)が設定されている

1.3 固定金利タイプ:3年満期

  • 発行時に決定された金利が、満期まで変わらず適用される
  • 適用利率には下限(0.05%)が設定されている

では、最新となる6月募集【募集期間:2026年6月4日(木)~6月30日(火)】の個人向け国債の金利はどれくらいなのでしょうか。