3. 【イオン(8267)の株価】100株購入にはいくら必要?株価水準も確認

株主優待を目的にイオン株を検討する場合、気になるのが現在の株価水準です。

イオンの株価は、2026年6月2日の終値で1348.5円となっています。売買単位は100株のため、単純計算では100株購入するのに約13万4850円が必要です。

実際には、このほかに証券会社の売買手数料などがかかる場合があります。

3.1 株価は下落トレンドに。年初来安値を更新中

TradingView提供のチャート3/4

イオンの株価推移

出所:TradingView

直近の株価推移を見ると、2025年11月25日に高値2920円をつけた後、6月2日には年初来安値1318円まで下落しています。

株価だけを見ると、年初から大きく調整しており、以前より買いやすい水準になったようにも見えます。

一方で、6月2日の終値時点ではPERが51.10倍、PBRが3.06倍となっており、一般的な小売株と比べて低いとはいえず、株価指標面では割安感が強い銘柄とは言い切れません。

※PER(株価収益率)は、株価が1株あたり利益の何倍かを示す指標です。
※PBR(株価純資産倍率)は、株価が1株あたり純資産の何倍かを示す指標です。

イオンは、株主優待の魅力が大きい銘柄です。オーナーズカードによるキャッシュバックやイオンラウンジの利用、長期保有特典など、日常的にイオン系列の店舗を使う人にとっては実利を感じやすいでしょう。

ただし、優待の魅力だけで投資を判断するのは避けたいところです。

イオンは2027年2月期について、営業収益12兆円(前期比12.0%増)、営業利益3400億円(同25.7%増)を見込んでいます。

一方、親会社株主に帰属する当期純利益は730億円(同0.4%増)と、営業利益の伸びに比べると小幅な増益予想です。

利益成長への期待はありますが、物価上昇による節約志向や、エネルギー・物流コストの上昇など、事業環境には不透明な要素も残ります。

優待目的で100株を保有する場合でも、株価が下落すれば優待や配当で得られるメリット以上に、含み損が大きくなる可能性があります。

そのため、イオン株を検討する際は、優待内容だけでなく、株価水準、業績見通し、配当方針をあわせて確認することが大切です。

普段からイオン系列の店舗を利用している人にとっては魅力的な優待銘柄ですが、投資対象としては「優待の使いやすさ」と「株価の割高感・業績リスク」の両面から判断しましょう。