6. 70歳代の平均データから老後の家計を考える
70歳代の家計をみると、貯蓄額や年金受給額には大きな個人差があることがわかります。平均値だけを見ると十分な資産があるように見えても、中央値では大きく異なるケースもあり、「平均=ふつう」とは言い切れません。
また、65歳以上の夫婦世帯では、年金収入だけでは毎月の支出をまかないきれず、貯蓄の取り崩しで不足分を補っている家庭も少なくありません。その一方で、近年は高齢者の就業率が上昇しており、働き続けることで収入を補う人も増えています。
物価上昇が続くなか、老後の安心には年金額だけでなく、貯蓄・支出管理・就労などを含めた総合的な視点が重要です。同年代のデータを参考にしながら、自身の家計状況を見直す機会にしてみてはいかがでしょうか。
※当記事は再編集記事です。
参考資料
- J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査(2025年)」
- 厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2025年(令和7年)平均結果の概要」
- 総務省「統計からみた我が国の高齢者-「敬老の日」にちなんで-」Ⅱ高齢者の就業
- LIMO「いまどき70歳代の「ふつう」を知る。貯蓄・年金・生活費の平均データを基に老後を考える」
筒井 亮鳳