老後に向けてしっかりと準備しておくためには、退職金だけでなく日々の生活費からも貯金をする必要があります。しかし、ここで踏まえておきたいのが「キャッシュレスの落とし穴」の存在です。

買い物の際の手間が省けることから、多くの人がクレジットカードや電子マネー、デビットカードなどを利用しているのではないでしょうか。たしかにキャッシュレス化はとても便利ですが、「買うべきかどうか」と考える時間まで短縮されてしまします。

その結果、不要なものまで購入してしまうことも。支出が増えると、貯金できる額も減ってしまいます。貯金のことを踏まえると、「あえてキャッシュレス化の波に乗らない」というのもひとつの選択肢なのかもしれませんね。

まとめ

退職金の金額を聞くと、大きな安心感を得た方もいるのではないでしょうか。とはいえ、「退職金だけで老後資金をカバーできる」と言い切れるわけではありません。余裕をもって老後に備えておくためにも、今のうちから無駄遣いを防ぐ工夫をしておきましょう。


【ご参考】貯蓄とは
総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

 

LIMO編集部