よく「夫に家事を手伝ってほしい」「私ばっかり家事をやっているのは納得できない」という声を耳にします。たしかに、妻に負担が集中している状態に不公平と感じるのも無理はないでしょう。
ところが、すべての妻たちが夫の家事の参加を望んでいるわけではないようです。「むしろ夫に家事をしてほしくない」と考える理由に迫ってみましょう。
夫に家事をしてほしくない理由
夫が家事を手伝ってくれたら、自分の負担が減って楽になるはず。にもかかわらず、協力を求めないのはなぜなのでしょうか。その理由を聞いてみました!
・「毎朝、1日の家事の流れをイメージするのが日課なんです。そのプラン通りにこなせたら満足。そのリズムを邪魔されたくありません」
・「家事はわりと好きなので、わざわざ夫にやってもらおうと思いません」
・「夫は家事が苦手で、私は得意。だから私が担っている、というだけです」
・「夫は家事をしないけれど、文句もいいません。たとえ掃除ができていなくても、料理が手抜きでも黙ったまま。だから成り立っているのかもしれません」
・「いつも仕事でヘロヘロなので、休んでいてほしい」
・「手伝ってもらったら、『ここが汚い』『もっと普段からちゃんとしろ』と注意されるから」
こうみると、家庭によってさまざまな事情があるようです。共通点としては、精神的な負担を避けていることが挙げられます。
自分のルールを邪魔されたくない、手伝ってもらうことに罪悪感がある、文句をいわれたくないといった理由から、「それなら自分でやったほうがいい」と感じているのでしょう。
家事の相性がいい夫婦の組み合わせ
どの夫婦も、1度は家事に関するケンカをしたことがあるのではないでしょうか。そんな揉めやすいテーマでもある家事ですが、夫婦それぞれのタイプによっては「家事の相性がいいケース」があります。その組み合わせをみてみましょう。
「家事ができない夫」と「完璧主義の妻」
もともと家事の経験がない夫の場合、自分のやり方にこだわりを持つ完璧主義の妻との相性がいいでしょう。夫は妻に家事を任せ、妻は自分の思い通りの家事ができます。お互いの不満も発生しにくいでしょう。
「家事をしない夫」と「尽くすタイプの妻」
お互いが「夫は仕事、妻は家のことをする」という価値観をもっていれば、家事分担で衝突することもありません。専業主婦を希望している女性なら、まさに理想的なパターンでしょう。ただし、夫が頼れる人でなければ成立しにくい関係かもしれません。