特に、円高進行等を背景に、自動車株の下げがきつく、前日に大幅減益のQ1実績を発表したマツダ(7261)が▲7%安に迫る急落で年初来安値を更新。三菱自動車(7211)、スズキ(7269)、ホンダ(7267)、日産自動車(7201)なども大幅下落となり、いずれも年初来安値更新となりました。
また、機械株も売られ、マキタ(6586)が▲8%安に迫る急落で年初来安値を更新し、安川電機(6506)、SMC(6273)、ファナック(6954)なども大幅安で引けています。
さらに、ハイテク株でも急落が相次ぎ、とりわけ、前日発表のQ1実績が大幅減益となったシャープ(6753)が一時▲14%超安の暴落となったのが目を引きました。
その他では、小売株も売りが優勢となり、ユニー・ファミリーマートホールディングス(8028)とミニストップ(9946)のコンビニ株が年初来安値更新となり、前日に「7pay」をあっさり廃止することを発表したセブン&アイ・ホールディングス(3382)も大幅下落となっています。
一方、数少ない値上がり銘柄の中では、ハイテク主力株でNEC(6701)が年初来高値を更新するなど孤軍奮闘し、HOYA(7741)やカシオ計算機(6952)も値を上げました。
また、医薬品株の一角が買われ、第一三共(4568)が上場来高値を更新し、小野薬品工業(4528)も値を上げています。
新興市場(東証マザーズ)では、ジーエヌアイグループ(2160)が反落し、サンバイオ(4592)やアンジェス(4563)など医療バイオ関連株も値を下げました。一方、手間いらず(2477)が大幅高となり、SOU(9270)も見直し買いで上昇しています。
葛西 裕一