4. 還元予算はほぼ倍増だが…還元上限は半減
過去のかながわPayの予算は、第1弾が70億円(当初予算。のちに増額)、第2弾が100億円、第3弾が100億円でした。したがって、今回の180億円という予算はほぼ倍増している計算です。
ただ、注意したいのは上限金額は半減しているということです。過去はいずれも最大3万円相当だったため、今回の最大1万5000円相当は少ないと感じる方もいるかもしれません。
また過去のキャンペーンでは、1回あたりの還元上限が設定されておらず、大型家電の買い替えなど高額であればあるほどお得という特徴がありました。
今回は1回の支払いにおける付与上限は1500円相当となっているので、20%還元を受ける場合で7500円、10%還元を受ける場合で1万5000円までの買い物が還元対象のリミットになります。
こうした仕様変更は、これまでのかながわPayの予算が早期に底をつき、一部のユーザーしか恩恵を受けることができなかったことへの反省があると思われます。
今回は予算上限を増やし、還元上限を低く設定することで、キャッシュレス決済に慣れていないユーザーも含め、できるだけ多くの人に使ってもらいたいという意図が透けています。
著者
1990年生まれ。福岡県福岡市出身。明治大学文学部史学地理学科卒。2023年に株式会社モニクル傘下の株式会社モニクルリサーチに入社。
モニクルリサーチ入社前は株式会社BCNで、デジタル生活を応援するランキング情報誌「BCNランキング」、流通業界特化の専門紙「BCN RETAIL REVIEW」、家電・グルメ・マネー・ヘルスケア・ライフスタイルの最新トレンドを発信するニュースサイト「BCN+R」、法人向けIT業界特化の専門紙「週刊BCN」などの媒体で編集・記者として10年間活動。業界のキーパーソンを数多く取材し、1000本以上の記事を執筆する。
専門領域は家電全般、テクノロジー、ポイ活、リテールなど。家電やテクノロジーの分野では、定量的なデータに基づく正確な市場分析とユーザー目線の忖度のないレビューを得意とする。ポイ活の分野では、関係者への取材と実践を通して得た知識をもとに、消費者に利便性を分かりやすく伝える記事を多数執筆。セミナーや座談会のモデレーターも務める。
スポーツ競技に幅広い見識があり、特に野球は年間300試合以上を観戦するなど、熱烈な愛情を持っている。スポーツビジネスを経済的な観点で分析する記事の執筆にも力を入れている。その他、世間で話題になったトレンドを幅広くウォッチしており、ジャンルを横断した独自の分析記事も制作している。
最終更新日:2027/07/14