愛らしい花から漂う、清涼感あふれる香りや甘い芳香が魅力のハーブ。目に見えない香りが空間を豊かに彩り、五感を満たしてくれます。

自然が創り出した天然のフレグランスは、すっきりとしたシトラス系から、官能的なオリエンタル系、落ち着きのあるウッディ系まで多種多様です。

今回はいい香りの花が咲くハーブを6種、参考価格とともに紹介します。記事後半では、暮らしの中でのハーブの香りの楽しみ方についてもお伝えしますので、ぜひ参考にしてくださいね。

1. この記事で紹介する「いい香りの花を楽しむハーブ」にまつわるあれこれ

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ラベンダー畑で花の香りを嗅いでいる女性

Pheelings media/shutterstock.com

  • いい香りの花で癒される《おすすめハーブ》6選
  • 暮らしの中で「ハーブの香りを楽しむ方法」4選
  • 【ガーデニング豆知識】一年草・多年草・宿根草の違いとは?

2. いい香りの花で癒される!おすすめハーブ6選

2.1 初夏の庭を上品な香りで彩る「ラベンダー」

ラベンダー2/12

満開に咲いているラベンダー

Anna Mente/shutterstock.com

初夏に咲く花が涼やかな印象で、多くの系統があるラベンダー。中でもイングリッシュ系は花穂そのものの香りがとても強く、気品ある甘く清々しい芳香が魅力です。

初夏に紫色の美しい花穂が一斉に風に揺れる姿は、視覚的にも大きな癒やしを与えてくれます。

系統によって耐暑性・耐寒性が異なるため、お住まいの地域の気候に合ったものを選ぶか、好む環境に合わせた管理をしてあげましょう。

※参考価格:300円~600円前後(3号ポット苗)

2.2 エキゾチックで華やかな香りがする「コモンジャスミン」

コモンジャスミン3/12

白い小花を咲かせているコモンジャスミン

The Athenian/shutterstock.com

コモンジャスミンは純白の小花がまとまってブーケのように開花。エキゾチックで官能的な甘い芳香を放ち、高級香水の原料としても知られるハーブです。

つるを旺盛に伸ばすため、フェンスやアーチに絡ませて、緑のカーテンとして仕立てるのもよいでしょう。

※参考価格:500円~800円前後(3号ポット苗)

2.3 ヨーロッパで愛される香り高い花「ニオイスミレ」

ニオイスミレ4/12

紫の小花を咲かせているニオイスミレ

alwih/shutterstock.com

冬の終わりから春にかけて、寒さの中でひっそりと可憐な紫色の花を咲かせるニオイスミレ。うつむき加減に咲く控えめな花から漂う、濃厚で格調高い甘い香りが魅力です。

古くからヨーロッパで愛され、一株あるだけで、庭に上品な香りを添えてくれます。

※参考価格:500円~700円前後(3号ポット苗)

2.4 バニラのような甘い香りが魅力の「ヘリオトロープ」

ヘリオトロープ5/12

紫の小花を密集して咲かせているヘリオトロープ

Tom Meaker/shutterstock.com

ヘリオトロープは初夏~秋にかけて、紫や白の小さな花がドーム状に集まって開花。花から漂うバニラのような甘く濃厚な香りが特徴です。

やや寒さに弱いですが、暖かい地域であれば、軒下に取り込むなどの工夫で冬越しも可能です。

※参考価格:300円~500円前後(3号ポット苗)

2.5 フルーティーで優しい香りのナチュラルな花「カモミール」

カモミール6/12

満開に咲いているカモミールの花

tamu1500/shutterstock.com

春にキクに似た小さな白い花をたくさん咲かせるカモミール。野趣あふれる花からは、青リンゴを思わせるフルーティーで優しい香りが漂います。

多年草のローマンカモミールと一年草のジャーマンカモミールがあり、素朴で温かみのある芳香が魅力です。

※参考価格:200円~600円前後(3号ポット苗)

2.6 涼やかな花穂から、スパイシーで甘い香りが漂う「アニスヒソップ」

アニスヒソップ7/12

紫の花穂を立ち上げているアニスヒソップ

Lubos Chlubny/shutterstock.com

アニスヒソップは夏~秋にかけて咲く花が涼やか。近づくだけで、スパイシーで清涼感のある甘い香りが立ち上ります。

花もちがよく、庭の背景としても美しく映えるため、庭を凛とした爽やかさで彩りたいときに最適です。

※参考価格:300円~600円前後(3号ポット苗)

3. 暮らしの中で「ハーブの香りを楽しむ方法」4選

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タオルと一緒に置かれたラベンダーのサシェ

F_studio/shutterstock.com

3.1 玄関

玄関には、清潔感のある爽やかな香りのハーブがおすすめ。一輪挿しに活けて、靴箱の上など目線に近い場所に飾ってみましょう。

天然のフレッシュな芳香が空気を清々しく整え、帰宅した家族の緊張を優しく解きほぐしてくれます。来客にとっても、自然の香りによる心地よいおもてなしとなるでしょう。

3.2 リビング

家族や大切な人が集まるリビングには、フルーティーな香りやシトラス系の花がぴったり。風が通る窓辺やエアコンの風が当たる場所に配置して、空気の流れを利用しましょう。

そよ風が吹くたびに、ハーブの香りが部屋全体へふんわりと運ばれ、贅沢な演出が楽しめます。

3.3 寝室

一日の疲れを癒やす寝室には、心地よい香りが最適。穏やかな気分へ導く、リラックス感のある香りの花や、格調高く甘い香りの花を、ベッドサイドに置きましょう。

枕元から天然の芳香が漂い、心穏やかな眠りへと導いてくれます。

3.4 クローゼットや引き出し

フレッシュな切り花としての役目を終えた花も、サシェやポプリとして利用できます。花弁を集めて風通しの良い日陰で乾燥させ、お気に入りの布袋やガラス瓶に詰め替えてみましょう。

クローゼットの引き出しや棚の隅にそっと忍ばせることで、深みのある落ち着いた残り香を長く楽しめます。

4. ハーブの花から漂う香りが織りなす癒やしのひととき

一日の終わりにふと漂う甘い香りに癒やされたり、朝の澄んだ空気の中で清らかな香りに元気をもらったり。花の香りは目に見えないからこそ、暮らしにそっと寄り添い、日常を特別なものに変えてくれる力を持っています。

お気に入りのインテリアグッズを選ぶように、お好みの香りを暮らしの中に取り入れましょう。五感を心地よく満たしてくれるハーブを植えて、香りに包まれる豊かな暮らしを始めてみませんか。

5. 【ガーデニング豆知識】一年草・多年草・宿根草の違いとは?

一年草・多年草・宿根草の違いを知っていますか?9/12

一年草・多年草・宿根草の違いを知っていますか?

出所:LIMO編集部作成

さいごに、一年草・多年草・宿根草の違いを整理しておきましょう。

  • 一年草:発芽からタネができるまでのサイクルがワンシーズンで完結する植物。
  • 多年草:開花後も生長を続け、翌年以降も開花が楽しめる植物。常緑性と落葉性がある。
  • 宿根草:落葉性の多年草を特に区別して「宿根草」と呼ぶことがある。開花後地上部分の茎や葉が枯れ、根は生きたまま休眠する植物。

※分類には諸説あります。

※園芸品種では、常緑多年草でも「宿根草」や「宿根」と表記されている場合があります。

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