3. 【早見表】ライフコース別の目安年金額

本章では、厚生労働省が公表している資料をもとに、モデルケース別の年金額の一例を確認していきましょう。

多様なライフコースに応じた年金額(概算)2/4

多様なライフコースに応じた年金額(概算)

出所:厚生労働省「令和8年度の年金額改定についてお知らせします」

3.1 ケース①:男性・厚生年金期間中心(20年以上)の目安年金額

《年金月額》17万6793円

  • 平均厚生年金期間:39.8年
  • 平均収入:50万9000円(※賞与含む月額換算。年収換算で約610万円)
  • 内訳:基礎年金6万9951円/厚生年金 10万6842円

3.2 ケース②:男性・国民年金(第1号被保険者)期間中心(20年以上)の目安年金額

《年金月額》6万3513円

  • 平均厚生年金期間:7.6年
  • 平均収入:36万4000円
  • 内訳:基礎年金 4万8896円/厚生年金 1万4617円

3.3 ケース③:女性・厚生年金期間中心(20年以上)の目安年金額

《年金月額》13万4640円

  • 平均厚生年金期間:33.4年
  • 平均収入:35万6000円
  • 内訳:基礎年金 7万1881円/厚生年金 6万2759円

3.4 ケース④:女性・国民年金(第1号被保険者)期間中心(20年以上)の目安年金額

《年金月額》6万1771円

  • 平均厚生年金期間:6.5年
  • 平均収入:25万1000円
  • 内訳:基礎年金 5万3119円/厚生年金 8652円

3.5 ケース⑤:女性・国民年金(第3号被保険者期間)中心(20年以上)の目安年金額

《年金月額》7万8249円

  • 平均厚生年金期間:6.7年
  • 平均収入:26万3000円
  • 内訳:基礎年金 6万9016円/厚生年金 9234円

モデルケースからは、厚生年金の加入期間が長いほど、老後に受け取る年金額が多くなる傾向がうかがえます。

一方で、厚生年金に加入していた期間があっても、国民年金の加入期間が中心となるケースでは、月額6万円台〜7万円台となる例も見られます。

さらに、収入水準や加入年数の違いによって、同じ厚生年金加入者でも受給額には差が生じます。

老後の生活資金を安定させるには、公的年金の仕組みを把握したうえで、iDeCoや個人年金なども活用し、早めに備えを進めることが大切です。