7月23日、乳幼児の子どもを持つ親にとっては恐ろしい発表が国立感染症研究所からなされました。それは、全国約3000の小児科定点医療機関が報告した1週間(8~14日)の手足口病の患者報告数が、1医療機関あたり12.64人で、1981年の統計開始以来、過去最多となったという発表です。

手足口病やヘルパンギーナは手や足に発疹が出たり発熱が出たりする感染症。保育園によっては熱がなく食事が摂れるなど元気であれば登園は可能ですが、解熱するまでの数日間、親は仕事を休まなければなりません。先日、筆者も初めての看病を経験しました。

子どもの看病はこんなに辛いなんて!

筆者の1歳になる子どもは先日、流行の手足口病を保育園からもらってきてしまいました。発熱とひどい発疹が見られたので小児科を受診後、3日ほど保育園を休ませることに。その間は平日で夫は仕事が忙しいため、筆者1人がつきっきりで子どもの看病をすることになりました。これが、想像以上にハードワークだったのです。

子どもは口の中の発疹が痛いのか、とにかく24時間ずっと不機嫌でギャン泣き状態でした。ご飯も食べてくれず、抱っこも気に食わず暴れ、布団に置いたらもっと暴れ…。また夜中もうまく眠れないようで、少し寝てはギャン泣き、抱っこしてなんとか寝られたかと思えば数十分後にギャン泣き。2時間おきに授乳をしていた新生児期並みの寝不足が続いていき、子どもを看病しながらもフラフラな3日間を過ごしました。

発熱で辛そうにしている姿がとにかくかわいそうだったのも、辛さの拍車をかけていました。変な色のウンチや嘔吐をしないかなど様子の急変に気付けるよう神経を張り巡らせていたので、精神的にも疲労困憊。また自分にも感染しないように、いつも以上にうがい手洗いに気をつけ、頻繁にタオルや衣類の洗濯をしていたことも看病中においては重労働でした。

さらに「38.5度を超えたら使って」と小児科の先生に言われた解熱剤の座薬を入れる時も、不慣れのためにスムーズに入れられず、足を抑えていると子どもも暴れてしまい、寝不足もたたってとにかくイライラ。初めての本格的な子どもの看病を経験した筆者は、その辛さを身をもって知りました。

看病後、気が抜けたタイミングでダウンしてしまうことも