「お金をどう使うのか」「いくら貯めたいのか」についての考え方は人それぞれ。今しかできない楽しみにお金を使いたいと考えている人もいるかもしれません。一方、切実に老後資金を作りたいのに貯蓄が増えない人にはいくつか共通する特徴があります。

お金について考えるのが苦手・面倒なタイプ

お金に無頓着な人やお金の管理に苦手意識を持つ人の場合、貯蓄を増やす方法を知っていても、なかなか実行に移せないということになりがちです。基本的に面倒くさがり屋でお金に対してアバウト、家計簿を毎日つけるのは面倒、節約がストレスになって長続きしない、という人はこのタイプに入るでしょう。

自分の欲求を優先させたいタイプ

お金を貯めることよりも自分の欲求を優先しがちな人も、貯蓄を増やすのが難しいかもしれません。目先のプライドや見栄のために使うお金が多い人や、欲しいものがあると衝動的に買ってしまう人などがこれに該当します。

自分磨きや自分へのごほうびは計画的に

女性に多いのが、「自分磨き」や「自分へのごほうび」にお金を使いすぎるタイプです。自己投資や上手なストレス発散のための支出は削れない部分ではありますが、無計画にお金を使うのは考えもの。「自分へのごほうび」が無駄遣いの言い訳になっているケースもあるかもしれませんね。

まずは現状把握から

「貯蓄を少しでも増やしたい」と考えているなら、家計の現状把握から始めましょう。お金が貯まらない人のなかには、支出の詳細を把握していない人も珍しくありません。家計の収入と支出のバランスを知ることが貯蓄を増やす第一歩になります。

【ご参考】貯蓄とは

総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

LIMO編集部