やっぱりコスパ!? 私立出身の私が我が子に公立中高一貫校を受けさせた理由

公立の中高一貫校の存在感がじわじわと増しています。首都圏では2000年代に設立が始まり、最近では東京大学に2桁の合格者を出すなどの実績を上げ、人気が高まっている学校もあるようです。そこで今回は、今春、長女に都立の中高一貫校を受験させたAさんに、なぜ私立ではなく都立を選んだのか、また受験までの道筋を聞いてみました。

入試問題をチェックして受験先を絞り込む

Aさん自身は、全国でも指折りの進学校である私立の中高一貫校から都内の一流私立大学に進学。卒業後は日系・外資系の金融機関勤務を経て起業し、現在は経営者として活躍するいわゆるエリートコースを歩んできた人物です。そんなAさんは、都立の中高一貫校の教育についてどう考えたのかをまず聞いてみました。

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「そもそも我が家の教育方針は、一にも二にも自分の頭で考えられるようになることなんです。その点、子供に受験させた都立桜修館中等教育学校(注1)は論理的思考を重視するというところが魅力的でした。実際、学校が公開していたり、説明会で解説してくれたりする入試問題を見ても頭を使わせる問題が多く、こうした設問をする学校なら教育レベルも高いだろうと判断しました」

もちろん受験は都立一本ではなく私立も受けているといいますが、違いはあったのでしょうか。

「私立で相当偏差値が高くても、何を聞きたいのかよくわからないような入試問題もあり、世間的な偏差値が先行しすぎているのではないかと感じるところもありました。一方、桜修館以外の都立の一貫校にもよくできた試験問題が多いので、今後はそこから優秀な生徒が出てくるのではないかと思います。あとは本人が共学を希望したので、都立と私立の共学校に絞り込みました」

(注1)中高一貫校には6年間の一貫教育を一つの学校で行う中等教育学校のほか、併設型、接続型がある。

塾は行かずに通信教育で受験に備える

中学受験をするときには学習塾に通わせるケースが多いでしょうが、Aさんの場合は違うやり方だったと言います。

「うちは塾ではなく、通信教育のZ会を4年生から始めました。桜修館で問われる論理的思考の部分に時間をかけて強化し、6年生になってからは定期的に四谷大塚の模試を受けるようになりました。通信教育のほうが安く済むというのもありますが、小学生が塾に通って遅い時間まで外にいるのは安全面でも健康面でもよくないのではないかと思います。また、通信教育なら親が迎えに行く必要もありません」

お金をかけて有名私立に行くのはコスパに見合わない

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LIMO編集部

LIMO編集部は、個人投資家向け金融経済メディアであるLongine(ロンジン)の執筆者である国内外大手証券会社で証券アナリストや運用会社のファンドマネージャーとして長年の調査や運用経験を持つメンバーやビジネス系インターネットメディアでの運営経験者等を中心に立ち上げ。その後Longineのサービスは2020年3月に終了となったが、Longine編集部のメンバーは引き続きLIMO編集部のメンバーとして在籍し、お金のプロとしてコンテンツ編集や情報を発信しています。LIMO編集部は、証券・金融業務メンバーに業界紙出身の新聞記者などもメンバーに加え、国内のみならずグローバルの視点から、金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデア、ビジネスパーソンの役に立つ情報をわかりやすくお届けします。