子どもが熱を出せば、スポーツ飲料や消化の良いうどんやそうめん、苦い薬を飲むためのプリンやアイスなど、買い物の必要性が出てきます。一方で、高熱の子どもはグッタリ。買い物したくても、スーパーに連れて行くには気が引けます。

子どもだけでなく、看病時は自分や他の家族分のご飯を作る時間&余裕がないママも多いですよね。こういう時のために普段からネットスーパーを利用したり、看病時の食料もストックしておきたいものです。

病気や看病の知識がない

胃腸炎のときは何を食べたら良くて何がダメなのか、頭を打ったけれどどれくらいなら平気なのか、アレルギー症状はどうしたらよいのか…病気の数は多く、子どもはよくケガもするものですが、ママの知識はゼロなので不安になりますよね。

また、「いつもと違う様子になったら受診を」と言われても、その判断も難しいところです。分からないから受診しているのだと考え、医師になるべく詳細を聞くようにしましょう。

心身の疲労が激しい

看病中は1日中気が張り詰めています。心配で食欲が減る人もいるでしょう。夜間に咳が増え、熱が上がりやすいので、眠れないママも多いですよね。心身ともに疲労が激しいものです。

看病は1週間にわたることもあり、ママの方が参ってしまうことも。そうならないためにも、「看病中だけ」と割り切り、育児や家事を手抜きしたり、休息をとるようにしましょう。

本当に大丈夫なのか、不安が襲う

症状が長引いたり子どもがあまりに辛そうだと、医師に診てもらっても「本当に大丈夫なの?」と思うことも。高熱や下痢が連続して5日間を過ぎると、「本当に治るの?」「何か別の病気では」という不安が襲います。

また、小さな子は1カ月に2回熱を出すことも。「こんなに小さな体で、何度も熱を出して大丈夫だろうか」と心配になるのです。

子どもの病気で動揺する自分に、「何て自分は弱いんだろう」と自分を責めたり、「もっと強くならないと!」と奮い立たせることが、筆者には何十回とありました。この話を先輩ママにしたところ、「ママが心配しなければ、誰がわが子の心配をするの? 心配するのは当たり前」というアドバイスが。

それからは自分を責めたり、無理に頑張ることを意識的にやめるようにしています。誰だって、ママ1年生。ママは最初から強いわけではなく、段々と強くなっていくもの。等身大の自分でいる方が、自分にとっても、周囲にとっても良いように思います。

誰もが悩む、子どもの病気や看病。看病中は親も意識的に休みを取って、乗り越えていきましょうね。

宮野 茉莉子